イチローは永遠の憧れ―大谷同僚右腕が振り返る初対戦「非現実的でした」

マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターに就任したイチロー氏【写真:Getty Images】
マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターに就任したイチロー氏【写真:Getty Images】

エンゼルス・ミドルトンは少年時代からイチロー氏のファンだった

 3月の日本開幕戦後に現役引退を表明し、マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターに就任したイチロー氏。日米通算4367安打、シーズン最多262安打などで米殿堂入りが確実視されているが、未だに多くのメジャーリーガーの憧れの存在だったことに変わりはないようだ。米ヤフー・スポーツはエンゼルスのキーナン・ミドルトン投手のインタビュー記事を掲載。大谷翔平投手の同僚右腕は少年時代からイチロー氏が憧れだったと打ち明けている。

「ミドルトンが昔の野球カードのアイドルたち相手に投げることについて語る」との見出しで掲載された記事では、ミドルトンが野球カードのコレクターだったことを打ち明けている。右腕は「誰のカードが欲しかったですか?」との問いかけに、「イチロー、ケン・グリフィー、エドガー・マルティネスらのカードです」と即答。米北西海岸に位置するオレゴン州ミルウォーキー出身だったことから、マリナーズのファンだったようだ。

 ミドルトンは13年ドラフト3巡目でエンゼルス入り。17年にメジャーデビューしたが、同年5月26日の敵地マーリンズ戦の7回2死、イチロー氏と対戦している。その時の思いをこう明かしている。

「クレイジーでした。彼が打席に立った時、非現実的でした。彼は代打で、ワイルドな状況だと思いました。彼から三振を奪わなきゃ。語るべき話にできるように、三振を奪わなきゃと思っていました。でも、彼はゴロを打ちました」

 結果は1ボール2ストライクからスライダーで二ゴロ。三振を奪うことはできなかったが、思い出に残る一投となったようだ。

 大谷ら多くの日本人選手の憧れだけでなく、異国の選手たちの憧れ――。イチローの残してきた足跡は大きい。

(Full-Count編集部)

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