オースマス監督、大谷翔平の今季中の投手復帰を改めて否定「ノーチャンス」

ブルペンでの投球を行ったエンゼルス・大谷翔平【写真:盆子原浩二】
ブルペンでの投球を行ったエンゼルス・大谷翔平【写真:盆子原浩二】

レッズ戦前には術後初めてブルペン44球「ショウは『本当に良い感じだった』、『グレートだ』と言っていた」

 エンゼルスの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、本拠地のレッズ戦で「3番・指名打者」で2試合連続スタメン出場。初回の第1打席で左前打を放つと、4回の第2打席で右中間二塁打。6回の第3打席で四球と二盗を決めると、8回の第4打席で技ありの左前打を放って勝ち越し劇を演出した。3打数3安打、1得点1四球の内容で、チームの3連勝に貢献。貯金1とした。

 試合前練習では昨年9月2日のアストロズ戦以来297日ぶりにブルペン入り。来季の二刀流復活へ、捕手を座らせて10球を投じるなど計44球を投げた。オースマス監督は今後のブルペン入りの頻度について「分からない。マウンドや平地でどのくらいの頻度で投げるかは分からない」としたものの、「球数は増えていくと思う。どの時点で力感を上げるかについては分からない。ショウと話した時、『本当に良い感じだった』、『グレートだ』と言っていたよ。ダグ・ホワイトは『彼が慣れた感じだった』と言っていた」と話した。

 今後もキャッチボールと並行してブルペン投球を入れ、来季の投手復帰を目指していく。それでも、同僚のマイク・トラウト外野手は投手・大谷の復帰を待ちきれない様子だ。米メディアの取材中に、大谷へ「どうだ? 明日先発しろよ!」と声をかけていた。オースマス監督は「(今季中の投手復帰は)ノーチャンス。明日はDHで出場するよ」と話した。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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