日ハム西川、逆転“ランニング弾”に唖然 「あんな跳ね方はしないので…」

日本ハム・西川遥輝【写真:石川加奈子】
日本ハム・西川遥輝【写真:石川加奈子】

今季初の5連敗に「(交流戦からリーグ戦再開までの)4日間がいい4日間にならなかった」

■ソフトバンク 5-4 日本ハム(29日・札幌ドーム)

 日本ハムは29日、本拠地・札幌ドームでのソフトバンク戦を痛恨の逆転負け、5連敗を喫した。

 勝負を決めたのは、まさかのランニングホームランだった。1点リードの9回、クローザーの石川直也投手が2死一塁から上林に高め直球を捉えられる。打球は左翼フェンスの上部に当たり、高く弾んだ。グラウンド内に落ちたボールを西川遥輝外野手がつかんだ時、上林はすでに三塁付近を全力疾走していた。

「フェンスの上かなと思いつつ、あんな跳ね方はしないので、入ってるんだろうと思って。でも、審判を見てたらセーフとやっていたのでプレーを続行した」と西川は珍しいランニング本塁打に唖然とした。

 チームは今季初の5連敗。ここ10試合で1勝9敗と急降下して貯金を食いつぶした。西川は「(交流戦からリーグ戦再開までの)4日間がいい4日間にならなかった。(中日戦の)3連敗の流れのままやっている感じ。けが人が出ている中、いるメンバーでやらなきゃいけないんだけど」ともどかしい思いを吐露した。「実力不足と、運が悪いということもある。明日、一つ勝つことが大事」と連敗ストップに向けて前を向いた。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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