日ハム栗山監督「申し訳ないです」今季ワースト6連敗で借金生活転落

日本ハム・栗山監督【写真:荒川祐史】
日本ハム・栗山監督【写真:荒川祐史】

終盤までリード奪うも、8回のロドリゲスが痛恨

■ソフトバンク 4-3 日本ハム(30日・札幌ドーム)

 日本ハムは30日、本拠地でソフトバンクに逆転負けを喫した。今季ワーストの6連敗で首位とのゲーム差は6に開き、5月28日以来の借金生活に突入した。

 またしても逃げ切ることができなかった。中盤までは日本ハムペース。1-2で迎えた4回に清水優心捕手の中前打で同点に追いつき、ソフトバンク甲斐の捕逸で逆転に成功した。守っては3回から2番手で登板した金子弌大投手が6回途中まで好投し、この日再昇格した公文克彦投手、宮西尚生投手と7回まで無失点リレーでつないでいた。

 だが、8回に5番手でマウンドに上がったロドリゲス投手が逆転を許す。先頭の明石に右前に弾き返され、続くグラシアルの左翼線二塁打で同点。さらに1死三塁で松田宣の放った遊撃へのゴロを前進守備の石井一成内野手がファンブルして本塁へ送球できず、遊ゴロの間に三走の周東が生還した。

 足を使った仕掛けもわずかに及ばなかった。1点を追う8回2死一、二塁で打席には田中賢介内野手。6球目に二走の中島卓也内野手が三盗を成功させ、さらに一走の清水が一、二塁間で挟まれる間に本塁を狙う。頭から滑り込んで左手でベースに触れたが、間一髪アウト。栗山英樹監督のリクエストも実らず、判定は覆らなかった。

 9回に逆転された前日に続き、2試合連続で手痛い逆転負け。栗山監督は「申し訳ないです」と開口一番に語った。けが人が多い中で2日からは9連戦と正念場を迎える。「(けが人は)言い訳にしかならない。負けたのは事実。連敗しているとか9連戦であるとか全て忘れて、何度も言うように、1試合1試合しっかりやっていくしかないので、しっかりやります」と前を向いていた。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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