DeNA、3位タイ浮上 ラミレス監督「Aクラスとして目覚められることが嬉しい」

DeNA・ラミレス監督【写真:荒川祐史】
DeNA・ラミレス監督【写真:荒川祐史】

1点ビハインドの9回2死三塁で代打佐野が起死回生の同点打

■DeNA 2-2 広島(30日・横浜)

 30日に横浜スタジアムで行われたDeNA対広島は2対2の引き分けに終わった。前夜に続いて投手戦の展開となり、広島が7回にメヒアの2ランで勝ち越したが、9回にDeNAは代打佐野のタイムリーで同点に追いついた。

 デーゲームで阪神が敗れていたため、引き分けたDeNAは3位タイに浮上した。チームの当面の目標のひとつだった順位に達し、試合後、ラミレス監督は「明日、朝起きる時に、Aクラスとして目覚められることが嬉しい」と笑顔を見せた。

 1点ビハインドの9回2死3塁で代打佐野が起死回生の同点タイムリーを放った。指揮官は「実は今季、佐野は左投手から初めてのヒットだった。いいタイミングで出てくれた」と驚いた様子だった。両チームが再三のチャンスを作りながらの引き分けにも「お互いにいい結果になったのではないか」と前向きだった。

 勝ちを逃して単独3位と勝率5割復帰はお預けとなったが、ラミレス監督は「ようやくこの位置(Aクラス)まで来られて嬉しい。(勝率5割も)1日1日、しっかり戦っていけば、その瞬間はすぐに来ると思う」と好調なチームに手応えを感じていた。

 2日からは3位で並ぶ阪神との直接対決となる。指揮官は「リーグ3連覇している広島との戦いをいい形で終えることができた。次の阪神も強敵になるが、しっかり集中力を持って戦っていきたい」と、最後は気を引き締めていた。

(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

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