前田健太、5回途中88球で降板 2番手投手が逆転許すも…ド軍は再逆転で勝利

敵地でのロッキーズ戦に先発登板したドジャース・前田健太【写真:AP】
敵地でのロッキーズ戦に先発登板したドジャース・前田健太【写真:AP】

4回1/3を被安打3も後続が打たれ失点2に、スクイズ&ヒットで打率.300と打撃でも活躍も…

■ドジャース 10-5 ロッキーズ(日本時間1日・コロラド)

 ドジャースの前田健太投手は6月30日(日本時間1日)、敵地ロッキーズ戦に先発し、4回1/3を3安打5奪三振2四球2失点で降板。今季8勝目はならなかった。3点リードで迎えた5回、勝利投手の権利まで2アウトの場面で失点を許さないまま降板。2番手投手が打たれて逆転を許し、前田に2失点がついた。それでも、ドジャースはその後、再逆転に成功して10-4で勝利した。

 1、2回と3者凡退に抑えた前田は、3回はウィルターズの三塁打などで2死一、三塁とされるも、ダールを投ゴロで無失点。4回も四球で走者を出したが、後続を断った。

 さらに、打撃では3回1死でゴンザレスから右前打を放ち、打率.300とすると、ビーティの一ゴロの間に先制のホームイン。5回無死一、三塁ではセーフティースクイズを決めて今季3打点目を挙げ、チームに貴重な2点目をもたらした。

 続くピーダーソンの適時打も飛び出し、3点リードで迎えた5回、前田は先頭ハンプソン、ウォルターズと連打を許して無死一、三塁とされる。続くデズモンドをスライダーで空振り三振。まだ88球だったが、ここでデイブ・ロバーツ監督がベンチから出てきて、左腕ロスカップへの交代を告げた。勝利投手の権利まで2死での降板。前田はうつむきながらベンチに戻った。

 ロスカップはブラックモンに適時内野安打を浴びて1失点。暴投で1死二、三塁とし、ダールには逆転3ランを浴びた。前田の後を継いでピンチで登板し、1死も奪えずに降板。ドジャースは試合をひっくり返されたが、直後の6回にターナーの押し出し死球で同点に追いつくと、ピーダーソンの適時打などで一挙6点を奪い再逆転。8回にもベリンジャーの適時打で1点を加え、ドジャースは10-4で勝利した。

 ロスカップが走者を返したため、前田は2失点に。この日は88球を投げてストライクは56球。防御率は3.78となった。

(Full-Count編集部)

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