3年前にも同僚が急逝…エ軍ボーア 「理解するのに、しばらく時間がかかる」

エンゼルスのジャスティン・ボーア【写真:Getty Images】
エンゼルスのジャスティン・ボーア【写真:Getty Images】

同僚スカッグスが2日に死去、ボーアは2016年にもフェルナンデス投手の事故死を経験

■エンゼルス 9-4 レンジャーズ(日本時間3日・アーリントン)

 2日(日本時間3日)の敵地レンジャーズ戦に9-4で勝利したエンゼルス。逆転で、1日(同2日)に急死したタイラー・スカッグス投手に白星を捧げた。2016年にエース右腕のホセ・フェルナンデス投手がボート事故で死亡した際、マーリンズでプレーしていたジャスティン・ボーア内野手は試合後に「十分理解するのに、しばらく時間がかかる」と悲しみを乗り越える難しさを吐露している。

 ボーアはこの試合、自打球で負傷退場したラステラの代打として登場。1点リードの6回1死満塁の絶好機でライト前に運ぶ2点タイムリーを放った。エンゼルスはさらに、8回にカルフーンの2ランで追加点。ボーアは途中出場で勝利に大きく貢献した。

 試合後には、他の選手たちと共に記者会見に出席。涙をこらえきれなかったトラウト、カルフーン、ヒーニー、アップトンに続いて、地元メディアからの質問に答えた。「2016年にホセ・フェルナンデスが絡む今回と非常に似たような経験しているが、この先エンゼルスが乗り越えていくためにどのように支えていけるか?」との問いに「残念なことに、過去にも僕は経験している。(スカッグスを失ったことを)十分理解するのに、しばらく時間がかかることだろう」と回答。そして、「僕たちはとにかく、気持ちを込めて懸命にプレーしていくだけだよ」と前を向いた。

 フェルナンデス投手は2016年9月25日にボート事故で死去。当日の試合は中止となったが、マーリンズの選手たちは翌26日の本拠地での試合に全員がフェルナンデス投手のユニホームを着用して臨み、勝利した。ほとんどの選手が試合前から涙を流して臨んだ試合に、ボーアは「6番・一塁」で出場。3打数2安打1打点と活躍していた。

 エンゼルスの選手たちはこの日、スカッグス投手の背番号である「45」のワッペンを左胸につけて試合に出場。ダグアウトにはスカッグス投手のユニホームも飾られた。マーリンズはシーズン終盤での悲劇だったが、エンゼルスにはまだほぼ半分の76試合が残っている。1つでも多くの勝利を積み重ねたいところだ。

(Full-Count編集部)

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