元DeNAモスコーソがトレード移籍 元同僚・久保「チームで一番制球良かった」

メキシコの地で再会した久保康友、ギジェルモ・モスコーソ、荒波翔(左から)【写真:福岡吉央】
メキシコの地で再会した久保康友、ギジェルモ・モスコーソ、荒波翔(左から)【写真:福岡吉央】

メキシカンリーグ同地区チームへ、トレードは今季2度目

 メキシカンリーグのブラボス・デ・レオンは2日(日本時間3日)、元DeNAのギジェルモ・モスコーソ投手を同じ南地区で3位につけるペリコス・デ・プエブラにトレード放出したと発表した。

 17年、18年後期とレオンでプレーしたモスコーソは今季、ディアブロス・ロホス・デル・メヒコに移籍したが、開幕ロースターには入れず。登板機会がないまま、4月下旬にトレードでレオンに復帰していた。ここまで11試合(うち先発10試合)に登板し、1勝4敗、防御率6.62の成績だった。後半戦の開幕時には久保に続いて2戦目の先発を任されるなど先発陣を支えてきたが、なかなか勝ち星に恵まれず、最近の3試合で3連敗を喫していた。

 レオンは現在、29勝40敗で南地区8チーム中6位。この日、試合前のミーティングでモスコーソのトレードについて聞かされたチームメイトの久保康友投手は驚きの様子。「ジーモ(モスコーソの愛称)はチームで一番コントロールが良く、ストライクゾーンの隅にきっちりボールを投げられる選手だった。不運な当たりが続き、なかなか勝ち星に恵まれなかったが、コントロールの良さは日本にいた時と変わらず、まだまだ日本でもやれるレベル。チームからいなくなるのは本当に残念」と話した。

 レオンはモスコーソの代役としてこの日、スルタネス・デ・モンテレイからモスコーソと同じベネズエラ人のオマール・ベンコモ投手をトレードで獲得。またアセレロス・デ・モンクローバをリリースされていた元メジャーのアメリカ人、ザック・セゴビア投手も獲得した。

(福岡吉央 / Yoshiteru Fukuoka)

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