DeNAラミレス監督、絶好機逃し連勝4でストップ 「流れや勢いの差で負けてしまった」

DeNA・ラミレス監督【写真:荒川祐史】
DeNA・ラミレス監督【写真:荒川祐史】

延長10回、11回にサヨナラの好機も…

■阪神 4-3 DeNA(3日・横浜)

 DeNAは3日、横浜スタジアムで行われた阪神戦に3-4で敗れた。8回までの2点リードをリリーフ陣が守れず、延長11回に7番手の武藤が阪神に決勝点を許した。交流戦の最終戦から引き分けを挟んだ連勝は4でストップし、借金生活に逆戻りで4位に転落した。4時間超の接戦をモノにできず、ラミレス監督は「勝つ時もあれば、負ける時もあるということ」と元気がなかった。

 序盤から得点を重ね、終盤までリードしたが、8回にパットンとエスコバーが2点を守れなかった。「途中まではこちらに流れがあったが、それを失ってしまった」と悔やんだ指揮官は「同点になった後もチャンスを何回か作ったが、そこで得点することができなかった」と肩を落とした。

 ラミレス監督が「今年一番の出来だった。アクシデントがなければ8回ぐらいまで投げてくれていたと思う」と評価した先発の濱口が5回に足元に異常を訴えて降板し、その後の継投が微妙に狂った。「今日は使いたくなかったが、糸井との相性を考えると使わざるを得なかった」という5連投のエスコバーが打たれ、逃げ切りに失敗した。

 10回には2死一塁から宮崎が二塁打を放ったが、一塁走者の筒香が本塁で憤死してサヨナラ勝ちを逃した。リードされた11回も、相手ミスで無死一、三塁としたが、大和のセーフティースクイズが失敗し、後続も断たれた。「今日は流れや勢いの差で負けてしまった」という指揮官は「また明日、マニャーナね」とカード勝ち越しに向け、最後はスペイン語で気持ちを切り替えていた。

(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

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