ロッテ二木、チームトップ6勝目 胸に秘めた熱き思い「絶対あの時のようには」

ロッテ・二木康太【写真:荒川祐史】
ロッテ・二木康太【写真:荒川祐史】

強打の西武打線を相手に8回4安打2失点の好投

■ロッテ 4-2 西武(5日・ZOZOマリン)

 ロッテの二木康太投手が5日、本拠地ZOZOマリンスタジアムでの西武戦に先発し、強打を誇る西武打線を8回4安打2失点に抑える好投でチームトップの6勝目をあげた。

「いつもと変わらず、自分のできることを精一杯やろう」と、マウンドに上がった二木。立ち上がりから終始落ち着いた投球で、5回まで1安打1四球。12球団トップの得点力を誇る西武打線を相手に、中盤まで付け入る隙を与えなかった。

 しかし、6回、一ゴロのベースカバーで落球する自らの失策もあって1死一、三塁のピンチを招くと、2番源田に中犠飛を打たれ、先制点を与えてしまった。「(ベースカバーは)ボールを捕る前にベースを探してしまいました。小さな頃から『最後までボールを見るように』と言われてたこと。簡単なことができていなかった」と反省したが、続く外崎を空振り三振に斬り、この回を最少失点で切り抜けた。

「やはり一番のポイントゲッターは山川さん。そのバッターには何としてもランナーを置いて回さないようにと思って投げていました。ホームランをたくさん打つバッターなので、そのホームランがランナーが溜まっているのと、ソロ(ホームラン)だと全然違うので、なんとかそこで終わらせたいと思ったので、その前のバッター(外崎)を出さないようにと思って、投げていました」

「山川の前に走者を出さない」ことに集中していた二木。自らの失策が失点につながった6回は「あそこは粘りどころだと思って」と、特に意識を集中させて最少失点で切り抜けた。

 二木の本拠地での前回登板は、交流戦真っ只中の6月14日。中日・柳と投げ合い、8回まで1-1と投手戦を展開するも9回に力尽き、ベンチで悔しさを押し殺したあの試合以来だった。「ここで中日とやった時もロースコアで、最後僕が失点して、投げ負けてしまったので、絶対あの時のようにはいかないようにと思っていました」と、あまり感情を表に出さない二木が、心中にそんな熱い思いを秘めての登板だったと語った。

 その後、8回に栗山4号ソロを打たれたものの、「ホームランを何本か打たれることは仕方ないが、ランナーを出さずにテンポよく行こう」と、高い集中力を持続しながらの投球で8回101球2失点。その粘りが味方打線の奮起を呼び込み、チーム最多の6勝目をあげた二木。オールスター前最後のマウンドとなる予定だが、「変わらず頑張ります」と、二木らしい淡々とした口調で自身の前半戦を締めくくった。

(岩国誠 / Makoto Iwakuni)

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