田中将大が初登板したオールスター 喝采を浴びた1人の日本人女性の存在

MLBオールスターでア・リーグ二番手として登板したヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
MLBオールスターでア・リーグ二番手として登板したヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

トレーナーとしてナ・リーグのオールスターを支えるスタッフに

■ア・リーグ – ナ・リーグ(日本時間10日・クリーブランド)

 ヤンキースの田中将大投手が9日(日本時間10日)、クリーブランドで行われている第90回MLBオールスターゲームでア・リーグの2番手として2回に初登板。1イニングを1安打無失点に抑える好投を見せた。

 田中にとって球宴初登板となった、この日のオールスター。この試合で、もう1人の日本人がファンからの喝采を受けた。2回表の攻撃前、プログレッシブ・フィールドで電光掲示板で紹介されたのは、ナ・リーグオールスターを支えるスタッフ陣だった。

 その最後に紹介されたのが、ダイヤモンドバックスでアスレチックトレーナーを務める矢沢順子さん。ア・リーグ、ナ・リーグ両軍で唯一の女性スタッフとして紹介され、笑顔であいさつすると、スタンドからは温かい拍手が沸き起こった。

 矢沢さんは元中日の強打者・谷沢健一氏の長女。2018年にDバックスにマニュアル・セラピスト兼トレーナーとして加入し、MLBの日本人女性トレーナー第1号となっていた。ナ・リーグの選手たちの体調管理に貢献した矢沢さん。フェニックスでのプロフェッショナルな仕事ぶりが、球宴の晴れ舞台で高く評価されることになった。

【動画】夢の球宴でも「えげつない」スプリットを披露 田中将大がMLBオールスターでドジャースの主砲ベリンジャーから三振を奪う!

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