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ゲレーロJr.が主役だったHRダービー 計312発はフライボール革命の証?

2019年のMLBホームランダービーは、フライボール革命が確実に進行していることを如実に示す結果となった。優勝したのはメッツのピート・アロンソだったが、主役は準優勝に終わったブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.だっただろう。

球宴HR競争新記録の91本塁打を記録したブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.【写真:Getty Images】
球宴HR競争新記録の91本塁打を記録したブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.【写真:Getty Images】

ゲレーロJr.が2度、ピーダーソンが1度の史上最多の1ラウンド29発

 2019年のMLBホームランダービーは、フライボール革命が確実に進行していることを如実に示す結果となった。優勝したのはメッツのピート・アロンソだったが、主役は準優勝に終わったブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.だっただろう。

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 ゲレーロJr.は第1ラウンドでアスレチックスのマット・チャップマンと対戦し、いきなり29本塁打を放ち、1ラウンドあたりの最多本塁打記録を更新。準決勝は、ドジャースのジョク・ピーダーソンと29本同士で並び、3度の延長戦で40本対39本とようやく決着がついた。

 決勝戦はアロンソと対戦。ゲレーロJr.は、激戦直後とあって息も上がり疲労が見て取れたが、それでも22本塁打。これに対してアロンソは23本塁打。ゲレーロJr.は、惜しくも1本差でアロンソに敗れた。

 MLBホームランダービーが、8人の選手でトーナメントを勝ち上がる形式になったのは2015年からだ。以後のホームランダービー本塁打合計の上位2人は以下のようになる。Wは優勝者。2019年のみ3位まで示した。

○2015年
トッド・フレイジャー(レッズ)39本(14本10本15本)W
ジョク・ピーダーソン(ドジャース)39本(13本12本14本)

○2016年
ジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)61本(24本17本20本)W
トッド・フレイジャー(ホワイトソックス)42本(13本16本13本)

○2017年
アーロン・ジャッジ(ヤンキース)47本(23本13本11本)W
ミゲル・サノ(ツインズ)32本(11本11本10本)

○2018年
カイル・シュワーバー(カブス)55本(16本21本18本)
ブライス・ハーパー(ナショナルズ)45本(13本13本19本)W

○2019年
ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)91本(29本40本22本)
ジョク・ピーダーソン(ドジャース)60本(21本39本)
ピート・アロンソ(メッツ)57本(14本20本23本)W

 延長戦があったとはいえ、ゲレーロJr.の通算91本は、2016年のスタントンの61本を大きく抜く新記録。続いてゲレーロJr.と死闘を演じたピーダーソンが準決勝敗退ながら60本で2位に入り、優勝したアロンソは57本で3位だった。

 わずか4分間のセッションでゲレーロJr.が2回、ピーダーソンが1回と、3回も新記録となる29本塁打が出たのは驚異的だ。フライボール革命は、2016年ころから顕著になってきたが、今年は一段とアップした感がある。

 毎年のホームランダービーの総本塁打数も2015年159本→2016年203本→2017年195本→2018年221本→2019年312本と激増した。殿堂入りした偉大な父を持つゲレーロJr.は史上初となる親子制覇こそ逃したが、最高のオールスターデビューとなっただろう。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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