西武、前半戦白星締め 山川29号、中村通算399号など4発 鷹、和田の緊急降板響く

西武・辻監督【写真:福谷佑介】
西武・辻監督【写真:福谷佑介】

西武は5回に岡田と木村のソロ2発で試合を振り出しに戻す

■西武 7-3 ソフトバンク(10日・ヤフオクドーム)

 西武が前半戦最後の試合を勝利で飾った。10日、敵地ヤフオクドームでのソフトバンク戦。5回に岡田、木村のソロ2発などで4点を奪って逆転すると、7回には山川と中村が2者連発。一発攻勢で白星を掴み、貯金1で前半戦を終えた。

 連敗を3で止めたのは、破壊力抜群の山賊打線だった。2点ビハインドの5回、先頭の岡田が左翼ホームランテラス席へのソロを放ち1点差と迫ると、木村は右翼ポール際スタンドへソロを放ち同点。さらに秋山の四球、源田の左前安打でチャンスを作ると、外崎が右翼フェンス直撃の2点適時三塁打を放って逆転に成功した。

 7回には山川の29号2ラン、中村の通算400本塁打に王手をかける14号ソロの2者連発が飛び出してリードを広げた。先発のニールは6回途中3失点で4勝目。その後は武隈、マーティン、平井、増田と繋いでリードを守り抜いた。

 ソフトバンクは前半戦ラストを白星で飾れず。好投していた先発の和田が5回に2本のソロを浴びて追いつかれると、2死一、二塁で外崎に2球目を投じた際に足に異変が起こり緊急降板。後を受けた今季初登板の田中が外崎に勝ち越しの適時三塁打を許した。7回にも2本の本塁打でリードを広げられた。とはいえ、前半戦は48勝32敗4分の貯金16、独走状態でシーズンを折り返すことになった。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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