オフに契約破棄権持つダルビッシュ 米メディア「拒否するのに全く十分ではない」

カブス・ダルビッシュ有【写真:AP】
カブス・ダルビッシュ有【写真:AP】

6年136億の大型契約2年目、前半戦の防御率5.01、被本塁打20はリーグ最下位

 カブスとの6年1億2600万ドル(約136億4900万円)の大型契約2年目のシーズン前半戦を終えたダルビッシュ。今オフにはオプトアウト(残りの契約を破棄してFAになる)の権利を持つ。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーモアズ」は今オフにオプトアウトの権利を持つ選手を紹介。ダルビッシュの「契約上の結果は変わらないだろう」と推測している。

 今季前半戦は18試合登板で2勝4敗、ナ・リーグ最下位の防御率5.01の成績(規定投球回を満たす41人中)。被本塁打20もナ・リーグ最多となっている。記事では「ダルビッシュは安定して先発登板しており、これは昨年以上であるが、残りの金額を拒否するのに全く十分ではない」とオプトアウトを行使しないと予想。その理由として「もうすぐ33歳の誕生日を迎えるダルビッシュは、与四球(4.5 BB/9)と被本塁打(1.86/9、25.3%HR/FB)が多い」と指摘している。

 一方で「彼のキャリア平均くらいである平均球速93.9マイル(約151キロ)の直球、12.2%の空振り率など、復活の可能性へのポジティブな兆候が見られる」と分析。後半戦の復調に期待を持たせたが、それでも「契約上の結果は変わらないだろう」とした。

 4月27日の敵地・ダイヤモンドバックス戦で2勝目を挙げて以来、白星から遠ざかっているダルビッシュ。後半戦の巻き返しとオフの選択に注目が集まる。

【2019シーズン終了後にオプトアウトの権利を持つ選手】

エルビス・アンドラス(TEX)残りの契約:3年4300万ドル(約46億5800万円)
ジェイク・アリエッタ(PHI)残りの契約:1年2000万ドル(約21億6600万円)(球団が2年4000万ドルのオプションを行使しない限り)
アロルディス・チャップマン(NYY)残りの契約:2年3000万ドル(約32億5000万円)
ユウ・ダルビッシュ(CHC)残りの契約:4年8100万ドル(約87億7400万円)
ジェイソン・ヘイワード(CHC)残りの契約:4年8600万ドル(約93億1600万円)
ケンリー・ジャンセン(LAD)残りの契約:2年3800万ドル(約41億1600万円)
JD・マルティネス(BOS)残りの契約:3年6250万ドル(約67億7000万円)
スティーブン・ストラスバーグ(WSH)残りの契約:4年100億ドル(約108億3200万円)

(Full-Count編集部)

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