田中将大、6回2失点で1か月ぶり6勝目 “宝刀”復活に手応え「スプリットは良かった」

本拠地でのブルージェイズ戦に先発登板したヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
本拠地でのブルージェイズ戦に先発登板したヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

今季10度目のQS達成で後半戦初登板を勝利で飾る「チームにとっても大きかった」

■ヤンキース 4-2 ブルージェイズ(日本時間15日・ニューヨーク)

 ヤンキースの田中将大投手は14日(日本時間15日)、本拠地ブルージェイズ戦で先発し、6回4安打2失点5奪三振無四球の好投で6勝目(5敗)を挙げた。5回にソロ弾2発を浴びたものの、その他は危なげない投球。今季10度目のクオリティ・スタート(QS、6回以上を自責3以下)を達成し、4-2での勝利に導いた。試合後には「スプリットは良かった」と手応えを明かした。

 2回に味方打線から2点の援護をもらった田中。4回はわずか8球で3者凡退に抑えるなど、4回まで2安打4奪三振の快投でリードを守った。しかし、5回は先頭グリチャックに速球を右中間に運ばれると、2死となってからソガードにも高めの速球を右翼スタンドに運ばれ同点。その後、味方の失策が出る嫌な流れだったが、グリエルJr.の三塁への痛烈な打球を三塁手ウルシェラが好捕。勝ち越し点は許さなかった。

 その裏にヤンキースが暴投で勝ち越すと、6回は再び8球で3者凡退。後半戦初戦は79球(ストライク56球)で降板し、6勝目を手にした。試合後には「最近の中では全体的に良かったのではないかなと思ってます」と話した田中。「スプリットは良かったと思います」と“宝刀”の切れ味も取り戻している。

 オールスターがあったこともあり、白星は6月17日(同18日)のレイズ戦以来、約1か月ぶり。勝敗がつかない試合が続いていたため、自身3連勝となった。防御率は3.81。悲願の世界一を目指す後半戦の初先発を白星で飾った田中は「昨日接戦を落としてしまいましたし、ここで1つまたすぐに勝って取り戻せたのは大きかったと思うので、そういう意味ではチームにとっても大きかったかなと思います」と手応えを示した。

 6勝5敗と白星先行で防御率は3.81に。後半戦は幸先のいいスタートとなった。

(Full-Count編集部)

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