DeNA佐野、前夜のリベンジ果たす2点適時打 「今日はなんとかしたいと思った」

DeNA・佐野恵太【写真:荒川祐史】
DeNA・佐野恵太【写真:荒川祐史】

7回に1点を勝ち越しなおも満塁の場面で中前へ2点タイムリー

■DeNA 8-5 広島(16日・横浜)

 DeNAの佐野恵太外野手が16日、試合を決定づける一打を放った。7回にロペスのタイムリーで1点を勝ち越し、なおも満塁から中前へ2点適時打を放ち「今日は何とかしたいと思った」と語り、前夜のリベンジに成功した。

 佐野が「中井さんがベンチで立ち上がっていたので、代打を出されるかと思った」と振り返ったように、左投手のレグナルトに対して、そのまま打席に入っての殊勲打だった。

 ラミレス監督は「あの場面では、本当にギリギリまで代打を出すかどうか迷っていた。今季の佐野は左投手からの安打は2本だが、どちらも広島相手だったのでそのまま打たせた。ヒットで期待に応えてくれてよかった」と、自身の判断に間違いがなかったことを喜んだ。

 前夜の同戦では好機で併殺打に倒れていただけに佐野は「大事な場面だった。昨日は同じような場面でダブルプレーだったので、今日はなんとかしたいと思った。追い込まれたのでなんとか食らいつこうと思っていったが、結果が出てよかった」と安堵の表情。

 2番・筒香の新打線で5番に起用されている佐野だが「前も後ろもすごいバッターばかりなので、その中に入れて自信になっている」と、謙虚な姿勢を崩さない。ラミレス監督は「彼がより試合に出るためには、左投手からいい結果を残すことが必要になる。打たせていい結果が出ればと思ったが、今日はその一線を超えてくれた」と、期待の大砲候補の活躍に満足そうだった。

(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

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