大学米国代表の155キロ左腕が見せた高いポテンシャル 「カーショー投手が目標」

大学米国代表のマクドネル監督(左)、侍ジャパン大学日本代表の生田監督【写真:Getty Images】
大学米国代表のマクドネル監督(左)、侍ジャパン大学日本代表の生田監督【写真:Getty Images】

193センチ 98キロの大型左腕 アイサ・レーシー投手 米監督「才能は1番」

 第43回日米大学野球選手権大会(全日本大学野球連盟、読売新聞社主催)の第2戦が17日、愛媛・今治市営球場で行われ、侍ジャパン大学日本代表が米国大学代表に2-3でサヨナラ負けを喫した。対戦成績は1勝1敗となった。先発した米国代表の左腕・レーシーが155キロを計測するなど、高いポテンシャルを見せた。

 テキサス工科大学の193センチ、98キロの大型左腕。この日、先発し4回3安打無失点。5奪三振の好投を見せた。「ストライクを心掛けました。スライダーのキレもよかった。マウンドは少し柔らかいと言われていたけど、それは言い訳なので、気にせず、与えられたイニングを全うしようと思った」と慣れない異国の地の登板を振り返った。

 マクドネル監督も「先発を含め、投手陣が頑張ってくれた」とねぎらった。レーシーについては「ストレートも速いし、カーブもいい。あとは長いイニングを投げられるようになればいい。今まで見た投手の中では才能としては一番」と高く評価した。

 顔立ちも整い、コメントもハキハキと話すナイスガイのレーシー。将来のイメージは「カーショー(ドジャース)選手を目標にしてます。まだまだですが、メジャーにいつか上がったら、サイ・ヤング賞を取れるような投手になりたい」と大きな夢を抱く。この舞台を経験し、メジャーの一流選手になった先輩たちのように、これからの成長が楽しみな逸材だ。

(楢崎豊 / Yutaka Narasaki)

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