鷹・工藤監督、5年目の栗原に目を細める 代打で決勝打に「本当にすごい」

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

栗原は同点で迎えた8回1死二塁で決勝の適時三塁打

■ソフトバンク 5-4 ロッテ(24日・ヤフオクドーム)

 ソフトバンクは24日、本拠地でのロッテ戦に勝利し3連勝とした。4点差を追いつくと、終盤の8回に代打・栗原陵矢捕手のタイムリーで勝ち越してロッテに連勝。ロッテ戦は今季初のカード勝ち越しとなった。

 先発の松本裕樹が初回にレアードの満塁弾を浴びていきなりの4失点。だが、今宮の2打席連続適時打などで2回に3点、4回に1点を入れて試合を振り出しに戻すと、終盤の8回に代打・栗原の適時三塁打で勝ち越した。

 試合後の工藤公康監督は「初回に4点取られるとズルズルいきがちですが、松本くんも粘ったし、バッターも何とか1点ずつとやってくれました」と会心の勝利に笑顔。「ほしいところでしっかりとタイムリーを打ってくれました。引っ張るのではなく、いい集中力で逆方向にね」と3打点をあげ、復帰後2試合連続となる活躍を見せた今宮に目を細めた。

 決勝打の栗原には「あそこのワンチャンスで何とかという思いで送り出しました。本当にすごいですね」と絶賛しながら、今後も「ここというところで使いたいと思います」と代打の切り札として起用する考えを示した。

 試合終盤は、椎野と甲斐野がピンチを作りながらも自らの力で乗り切ってみせた。それについては「よく粘ってくれたと思います。投手は良い時ばかりじゃないので、ああやって最終的に点を与えなければいい」とした。

 ロッテとは5カード目にして今季初の勝ち越し。「結構やられてきたので、勝ち越せたのは大きい。でも明日が大事です」と気を抜くことなく3戦目に挑むことを誓った。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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