西武、11年ぶり1試合6本塁打も痛恨逆転負け 辻監督ため息「6本で負けたのか」

西武・辻発彦監督【写真:荒川祐史】
西武・辻発彦監督【写真:荒川祐史】

先発の多和田が4点リードの5回に一挙6失点(自責2)

■日本ハム 10-6 西武(27日・メットライフ)

 西武は27日、本拠地での日本ハム戦を6-10で逆転負け。先発の多和田が4点リードを守れず痛恨の逆転負けでカード負け越し。リリーフ陣も総崩れし12失点の大敗に辻監督は「5回に6点を取られたのが全て」とうなだれた。

 初回に秋山の14号先頭打者アーチ、外崎の16号ソロで2点を先制。3回には森の9号ソロ、中村の4戦連発となる20号ソロで試合の主導権を握ったかに思えたが先発の多和田が5回に突如崩れた。

 連打と四球で無死満塁のピンチを背負うと大田に2点タイムリーを浴びると1死満塁から渡邊に右犠飛、続く石井には2点タイムリー三塁打を浴び逆転を許し降板。2番手の小川の暴投もありこの回一挙6点を失った。

 先発の多和田は4回2/3、7安打6失点(自責2)で降板。味方のエラーも絡み逆転を許したが辻監督は「5回に崩れたがその前からピンチだった。いいのかわるいのかわからん」と呆れた様子だった。

打線は森が自身初の1試合3発を放つなど08年8月4日のロッテ戦以来11年ぶりに1試合6本塁打を記録したが日本ハムに及ばず。「6本で負けたのか」と指揮官もため息をつくしかなかった。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

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