ホークス工藤監督、完封寸前のオリ山本に脱帽 「なかなか打つのは難しい」

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

本拠地5試合で14被弾に「バッテリー含めて考えないと」

■オリックス 5-3 ソフトバンク(27日・ヤフオクドーム)

 ソフトバンクは27日、本拠地でのオリックス戦に3-5でに敗れ3連敗。5点差の9回2死から3点を奪ってオリックス先発・山本の完封は阻止したものの、反撃もそこまでだった。

 ソフトバンクの先発・二保が4回4失点で降板。打線は9回2死からデスパイネの3ランで完封負けを阻止するのが精一杯だった。

 試合後、工藤監督は「いいピッチャーですからね。なかなか打つのは難しい」と相手先発の山本に脱帽。「結果から見れば初回に先制されたのが、となる。痛いのは痛いですが、打たれたくて打たれているピッチャーはいないのでね。あそこで止めておけばというところですかね」と3回以降の失点を悔やんだ。

 この日も2本の本塁打を許し、23日からの本拠地5試合で14被弾。「バッテリーを含めてしっかり考えていかないといけないし、そこがこれからの課題。みんなで話し合って何とかしていきたい」と課題を口にした。

 9回は2死走者なしから、明石と釜元の連打でチャンスを作り、デスパイネの3ランで完封寸前の山本をマウンドから引きずり下ろした。工藤監督は「そこまで打てなかった悔しさを持って、9回に何とかというのが出ていました。明日は1イニング目から攻撃できるように」と、打線の奮起を期待した。

 最下位オリックスに連敗し、ソフトバンクの連敗は「3」に伸びた。東京ドームから始まった今年の「鷹の祭典」も2試合を残して3勝4敗。28日の試合に敗れれば今年の「鷹の祭典」の負け越しが決まる。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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