田中将大、不振の原因はボール? 投手コーチ指摘「縫い目が原因、ボールそのもの」
田中はここまで21試合に先発し7勝6敗、防御率4.79
ヤンキースの田中将大投手はここまで21試合に先発し7勝6敗と勝ち越しながら防御率4.79と苦しい投球が続いている。25日(日本時間26日)のレッドソックス戦では3回1/3を投げ12安打12失点(自責12)と球団先発投手としてワースト2位となる自責12を記録。投手コーチは苦戦している3つの要素を指摘している。
「ヤンキースはタナカの苦戦に3つの要因があると考えている」
こう見出しで田中の不調の原因を伝えたのは地元紙「NYポスト」だった。記事では前回登板のレッドソックス戦を振り返りながらラリー・ロスチャイルド投手コーチのコメントを紹介。不振の要因を「球種が読まれていること、メカニック、今季ボールそのものの縫い目が低いこと」の3つを上げている。
田中は今季、宝刀スプリットの扱いに苦しむ場面が多いがロスチャイルド投手コーチは「ボールの縫い目が原因だ。平たく言えば、ボールそのもの。しばらくそう思っていたんだ。上手くいくグリップを見つけなけらばならない。彼はボールよりも、メカニックが原因だと感じている。その両方について考えている。(金曜日に)彼は修正した。それで良くなるといいが」と、田中の現状を説明。
今季は宿敵レッドソックス相手に2試合に登板し計4イニングで3被弾を含む16安打18失点と結果を残せていないが「スプリットが良ければ、状況は違うだろう。それがどの程度違うかは分からないが。彼の球種が読まれているのか、何が起こっているのか、現時点では分からない。判明させる必要がある」と、今後の課題を口にしていた。
(Full-Count編集部)