甲子園出場の全49代表が決定、初出場は3校 “四天王”は星稜・奥川のみが切符

星陵・奥川恭伸【写真:沢井史】
星陵・奥川恭伸【写真:沢井史】

最終日は宇和島東と鳴門の出場が決定、昨年春夏連覇の大阪桐蔭は敗退

 第101回全国高等学校野球選手権大会は30日、各地で地方大会が行われ、全国49代表が決定した。この日は2地区で決勝が行われ、愛媛大会では宇和島東が松山聖陵を7-3で下して9年ぶり9度目の夏の甲子園出場。徳島大会では、鳴門が富岡西を8-1で破り、2年連続13度目の出場を決めた。

 今秋のドラフト1位候補とされている“高校四天王”では、星稜(石川)の奥川恭伸投手がただ一人、甲子園切符を手にした。星稜は2年連続20度目の出場。最速163キロ右腕の大船渡(岩手)の佐々木朗希投手、横浜(神奈川)の及川雅貴投手、創志学園(岡山)の西純矢投手は敗退。岩手は花巻東が2年連続10度目、神奈川は東海大相模が4年ぶり11度目、岡山は岡山学芸館が4年ぶり2度目の出場を決めた。

 聖光学院(福島)は戦後最長となっている出場記録を13年連続に伸ばし、大阪は履正社が3年ぶり4度目の出場。昨年、春夏連覇を達成した大阪桐蔭は準決勝で敗退した。また、初出場は長野の飯山、愛知の誉、宮崎の富島の3校となった。

 第101回全国高等学校野球選手権大会は8月6日に甲子園球場で開幕。21日に決勝戦が行われる予定となっている。組み合わせ抽選会は3日に行われる。

 全49代表は以下の通り

北北海道 旭川大 2年連続9回目
南北海道 北照 2年連続5回目
青森 八戸学院光星 2年連続10回目
秋田 秋田中央 45年ぶり5回目
岩手 花巻東 2年連続10回目
山形 鶴岡東 3年ぶり6回目
宮城 仙台育英 3年連続28回目
福島 聖光学院 13年連続16回目
栃木 作新学院 9年連続15回目
群馬 前橋育英 4年連続5回目
茨城 霞ヶ浦 4年ぶり2回目
埼玉 花咲徳栄 5年連続7回目
千葉 習志野 8年ぶり9回目
東東京 関東一 3年ぶり8回目
西東京 国学院久我山 28年ぶり3回目
神奈川 東海大相模 4年ぶり11回目
山梨 山梨学院 4年連続9回目
新潟 日本文理 2年ぶり10回目
富山 高岡商 3年連続20回目
石川 星稜 2年連続20回目
福井 敦賀気比 2年連続9回目
長野 飯山 初出場
岐阜 中京学院大中京 3年ぶり7回目
静岡 静岡 4年ぶり25回目
愛知 誉 初出場
三重 津田学園 2年ぶり2回目
滋賀 近江 2年連続14回目
京都 立命館宇治 37年ぶり3回目
大阪 履正社 3年ぶり4回目
兵庫 明石商 2年連続2回目
奈良 智弁学園 3年ぶり19回目
和歌山 智弁和歌山 3年連続24回目
鳥取 米子東 28年ぶり14回目
島根 石見智翠館 4年ぶり10回目
岡山 岡山学芸館 4年ぶり2回目
広島 広島商 15年ぶり23回目
山口 宇部鴻城 7年ぶり2回目
徳島 鳴門 2年連続13回目
香川 高松商 23年ぶり20回目
愛媛 宇和島東 9年ぶり9回目
高知 明徳義塾 2年ぶり20回目
福岡 筑陽学園 16年ぶり2回目
佐賀 佐賀北 5年ぶり5回目
長崎 海星 5年ぶり18回目
熊本 熊本工 6年ぶり21回目
大分 藤蔭 2年連続3回目
宮崎 富島 初出場
鹿児島 神村学園 2年ぶり5回目
沖縄 沖縄尚学 5年ぶり8回目

(Full-Count編集部)

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