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どうなっているの? ヤフオクドーム、勝利の花火の舞台裏 職人の仕事に密着

集合は午前7時。約220段の階段を上がり、地上約60メートルの屋根のすぐ近くまで上がっていく。アーリーワークで早い選手だと10時、11時に練習を始めることもある。何か物を落としたりしてしまうのが一番いけないから、誰もいない時間に準備をする。階段は両側に手すりがあるが幅は非常に狭い。動画や写真も撮ってアップしているが、高所恐怖症の方にはあまり見るのはおすすめしません。

ヤフオクドームで「勝利の花火」を打ち上げる職人・児島光男さん【写真:編集部】
ヤフオクドームで「勝利の花火」を打ち上げる職人・児島光男さん【写真:編集部】

午後6時に試合開始も準備は午前7時から 勝利に備えて地上60メートルの作業場へ

 集合は午前7時。約220段の階段を上がり、地上約60メートルの屋根のすぐ近くまで上がっていく。アーリーワークで早い選手だと10時、11時に練習を始めることもある。何か物を落としたりしてしまうのが一番いけないから、誰もいない時間に準備をする。階段は両側に手すりがあるが幅は非常に狭い。動画や写真も撮ってアップしているが、高所恐怖症の方にはあまり見るのはおすすめしません。

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 円形の小さな作業場所に到着。通路から約20メートル下へ、8か所に花火玉を上から吊るしていく。電気導火線の先端には花火玉が取り付けられている。機器の点検も終え、約1時間で仕込みは終了。そして一度、地上へ降りる。試合開始前の2時間前にまた上がる。そこから試合終了までは動けない。風も通らないため、蒸し暑い。小型扇風機で涼を取る。試合が順調に進むのを願う。

 試合は無事にホークスの勝利。ヒーローインタビューを終えると場内は真っ暗に。そして、児島さんが無線の合図で点火すると、色鮮やかな花火が舞った。衝撃音で通路は揺れていた。

 一日密着しただけでも大変な作業。これを勝っても負けてもホームゲームで準備するのは過酷な作業だ。

「勝てば報われますし、お客さんも喜びますから」

 児島さんの言葉にすべてが集約されていた。

 夏、真っ盛り。児島さんは試合がない日は海などの花火会場に出向いて、夏の夜空を彩っている。花火職人の最も忙しい季節でも、児島さんはホークスの勝利を信じて、今日も花火を打ち上げる。

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