日ハム有原「先に点を取られると…」7回2失点も5敗目 栗山監督「申し訳ない」

日本ハム・有原航平【写真:石川加奈子】
日本ハム・有原航平【写真:石川加奈子】

楽天戦で7回5安打2失点と好投も援護なく5敗目を喫した

■楽天 3-1 日本ハム(1日・札幌ドーム) 

 日本ハムの有原航平投手が1日、両リーグ単独トップとなる自己最多の12勝目を目指し、楽天戦(札幌ドーム)に先発。7回5安打2失点も打線の援護がなく、5敗目を喫した。

 決して調子が良くない中で、必死に粘る姿はエースそのものだった。「真っすぐがあまり良くなくて、苦しいピッチングになりました。思ったところにうまく投げられなかった」と立ち上がり制球に苦心した。初回先頭の茂木に対していきなり3-0とボールが先行した後に右中間フェンス直撃三塁打を浴び、浅村の中前適時打で先制点を許した。1-1の同点で迎えた3回には辰己の左翼線二塁打と茂木の中前打で勝ち越された。

それでも、4回無死一塁のピンチを切り抜けると、5回以降は3者凡退で片付ける意地を見せた。栗山英樹監督は「我慢しながらずっと投げていたので、何とか点を取ってあげたかった。なかなか点が取れなくて申し訳ない」とピンチを最少失点でしのいだエースを評価。それでも、有原は「何とか変化球をうまく投げて粘れましたが、大事な試合で先に点を取られると流れが悪くなる」と自分を責めた。

 前回先発した24日オリックス戦(ほっともっと神戸)に続く初回の失点を課題に挙げた有原。「原因があると思う。明日以降確認して、しっかり修正します」と次戦を見据えた。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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