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【野球と音楽】ベリーグッドマン・MOCAインタビュー 高校野球最後の夏と厳しくも愛ある“おかん”の叱咤

「野球」と「音楽」という2つの世界をひとつにつなげる「Full-Count」特別企画。今回は、3人組ボーカルユニット「ベリーグッドマン」から、元高校球児のMOCA(ボーカル・MC)が登場する全2回の特別インタビューだ。今回お届けする第2試合は、野球の思い出を胸に新たな道を進むまで、そして最新アルバム『SING SING SING 7』(7月31日発売)の先に見据える夢について語ってもらった。それではプレイボール!

3人組ボーカルユニット「ベリーグッドマン」のボーカル・MCを務めるMOCAさん【写真:佐藤雄彦】
3人組ボーカルユニット「ベリーグッドマン」のボーカル・MCを務めるMOCAさん【写真:佐藤雄彦】

プロ野球選手をはじめ多くのアスリートから支持される歌に隠された物語・全2回

「野球」と「音楽」という2つの世界をひとつにつなげる「Full-Count」特別企画。今回は、3人組ボーカルユニット「ベリーグッドマン」から、元高校球児のMOCA(ボーカル・MC)が登場する全2回の特別インタビューだ。今回お届けする第2試合は、野球の思い出を胸に新たな道を進むまで、そして最新アルバム『SING SING SING 7』(7月31日発売)の先に見据える夢について語ってもらった。それではプレイボール!

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――強豪・延岡学園高に野球推薦で入学。3年生で迎えた最後の夏には、野茂英雄氏や新庄剛志氏を育てた浜崎満重監督の下、甲子園出場を決めました、レギュラーを目指しながらも実力差を感じていたというMOCAさんは、その時……。

MOCA「もちろん3軍です。練習もずっとやってましたけど、いかにこのグラウンドをきれいに整備するかっていうことを考えてやってました。グラウンド整備のトンボまで磨いたりして(笑)。ただ生徒会長をやっていたり、みんなからの支持力だけはすごくあったんですよ。こちらの作戦通りなんですけど。

夏の県大会は20人がベンチ入りできるんです。そこで浜崎監督って面白くて、背番号を決める時、1年生から3年生まで全員に20票を与えて、誰がメンバーに入ってほしいかを投票システムで決めるんですよ。だから、エースでも投票数が低かったら背番号がもらえないっていう、そんな地獄のようなレースがであって、それで最後の夏の大会でなぜか、僕が満票で1位やったんですよ。『きたー! まさかの背番号1ちゃう?』って思ったんですけど、そこは結局20番でした(笑)」

――満票だったのに(笑)。でも、3軍だったMOCAさんが背番号20番をもらえたのは嬉しかったでしょうね。

MOCA「そうですね。県大会までは背番号20番まで登録できるんですけど、甲子園は18番までなんで、19番と20番は必然的にメンバーから外れるんですよ。だから、僕と19番だった甲斐くんの夏は県大会で優勝したところで終わり。それこそ、僕たちの『ライトスタンド』という曲そのものですよ。県大会の優勝が決まって、まず一塁側の皆さんに『ありがとうございました!』って一礼をして、次にライトスタンドに行って、応援してくれたみんなに『ありがとうございました!』って一礼をして、甲斐くんと僕は泣きながらハグしたんです。『俺たち2人は県大会で優勝して引退や。ありがとうございました!』って。

その後、甲子園への壮行会が学校の体育館で開かれたんですけど、僕は生徒会長で応援団長だったから、野球部のメンバーなのに野球部のみんなを応援するみたいな変なことになって(笑)。『フレー! フレー!』って大声張り上げてね。あの時は悔しかったです」

――もう野球はしたくない、見たくないってなりませんでしたか?

MOCA「それはなかったんです。やっぱり野球が好きで、少年野球の頃からその気持ちが全然変わってなかったというのが、今振り返るとよかったと思います。練習はめちゃくちゃきつかったですけど、一緒にしんどいことを乗り越えながら切磋琢磨する仲間がおったから、乗り越えられたと思うんです。寮を逃げ出す時も一緒やったし」

――寮を逃げ出したんですか?

MOCA「みんなで一緒に脱寮しまして。と言っても、交通手段はチャリしかなかったんでかわいいもんでしたよ。結局すぐ見つけられちゃうんですけど(笑)」

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