楽天弓削、気温36度も熱投2勝目! 7回0封「もっとしんどい所を知っているので」

楽天・弓削隼人【写真:荒川祐史】
楽天・弓削隼人【写真:荒川祐史】

西武戦で7回4安打無失点 社会人野球スバルの練習場は「40度くらいある」

■楽天 10-0 西武(6日・メットライフ)

 楽天の弓削隼人投手が6日の西武戦(メットライフ)に先発し、7回4安打無失点の好投で2勝目を挙げた。

 前回登板した31日の日本ハム戦(札幌ドーム)でプロ初勝利を完封勝利で飾った弓削が、この日も快投を演じた。初回いきなり先頭の秋山にセンターへの二塁打を浴びたが、バッテリー間で「長打を打たれてもその後を断とう」と意識していた通り、落ち着いて後続を退けた。さらに3回、4回とそれぞれ先頭をヒットで出塁させたが、「ズルズル打ち合いにならないように」と要所を併殺で切り抜けここも無失点。西武打線を7回まで散発の4安打に封じ、2戦連続の2勝目を挙げた。

 前回は9回2安打101球で完封勝利を挙げていたが、この日は「次回もあるので」と指揮官が継投を選択。7回87球でマウンドを譲った弓削は「まだ次もあるのでしっかりケアをしたい」と汗をぬぐった。

 この日のメットライフドームは36度。それでも暑さには慣れっこだ。弓削がプロ入り前の社会人時代を過ごしたスバルのグラウンドは群馬県太田市に位置し、弓削いわく夏場には「40度くらいある」という。2軍でも走り込みやトレーニングで身体作りに励んできたという左腕は「結果がついてきてよかった」と胸をなでおろした。チームはこの日の勝利で3位に浮上。「もっとしんどいところを知っているので」と涼し気な顔で話した弓削が、チームのさらなる浮上へカギを握っている。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

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