元Gマイコラス、7回途中2失点も12敗目 指揮官は復調確信「明らかに勝利に導く投球」

力投するも12敗目を喫したカージナルスのマイルズ・マイコラス(右)【写真:Getty Images】
力投するも12敗目を喫したカージナルスのマイルズ・マイコラス(右)【写真:Getty Images】

CY賞3度カーショーとの投手戦で6回1/3で6安打2失点と力投

■ドジャース 3-1 カージナルス(日本時間7日・ロサンゼルス)

 元巨人でカージナルスのマイルズ・マイコラス投手は6日(日本時間7日)、敵地ドジャース戦で先発した。サイ・ヤング賞3度の左腕クレイトン・カーショーとの投げ合いで6回1/3で6安打2失点と力投したが、今季12敗目(7勝)を喫した。防御率3.94。

 1点リードの2回にネグロンの中前適時打で同点に追いつかれると、3回にはターナーに右翼への勝ち越し適時二塁打を許した。その後は失点を許さなかったものの、打線の援護に恵まれなかった。対するカーショーは7回4安打1失点。マイコラスは「とても良い感じだった。何球か失投したけど、彼らは良いスイングをした。カーショーは良い投球をしたよ。あのような投手を相手にしたら、どうしようもないこともある。ゲームプランはボールを動かし、球速を変え、バランスを崩し、アグレッシブに攻めることだった。メンタル面はとても良い感じだよ」と振り返った。

 昨季は18勝(4敗)を挙げて最多勝に輝いたが、今季は負け数が先行する。それでも、シルト監督は「マイルズは役割を十分に果たした。7回途中まで投げ、安定していた。今季、昨季と違いがあった時期もあるが、今はそうではない。球を思い通りに操れず、直球の制球が安定せず、スライダーにキレがなく、制球面に苦戦していた時もあった。それ以外、彼は素晴らしい。それほど大きな違いはない。先発投手にとって、成績は当てにならないこともある。ここ5、6回の登板で彼は極めて素晴らしかった。明らかに勝利に導く投球をしている。打線が援護できなかっただけだ」と右腕をかばった。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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