西武、接戦を制し3位に再浮上、辻監督も安堵 「何はともあれ勝てて良かった」

西武・辻監督【写真:荒川祐史】
西武・辻監督【写真:荒川祐史】

中村が自らの失策を取り戻し勝ち越し適時内野安打

■西武 4-3 楽天(7日・メットライフ)

 西武は7日、本拠地メットライフドームでの楽天戦を4-3で逃げ切り勝利を収めた。接戦を制した辻監督は「何はともあれ勝てて良かった」と安堵の表情を見せていた。

 この日が33歳のバースデー登板となった先発の榎田が初回に浅村に24号2ランを浴びるなど先制を許したが、直後に森の14号ソロで1点を返した。4回には1死二塁から栗山の5号2ランが飛び出し試合をひっくり返した。

 6回に三塁手・中村の失策で同点に追いつかれたが、7回2死満塁から中村が汚名返上の適時内野安打を放ち勝ち越しに成功した。2番手の平井が5勝目。抑えの増田が17セーブ目を挙げた。

 試合後、辻監督は「何はともあれ勝ててよかった」と安堵の表情。この日昇格したばかりの永江が「9番・遊撃」でスタメン出場し、マルチ安打を記録。さらに8回には1死二塁から左前安打で一気に生還を狙った二塁走者を左翼手・栗山との中継プレーで刺す好守も見せた。指揮官は「永江は素晴らしかった。今日は打たせて取る榎田だったので、守備に期待していた」とご満悦だった。

 この日は正捕手の森に代わって中田が4年ぶりにスタメンマスクを被った。森は前日の練習中から右肩付近を気にする素振りを見せており、この日は試合前のシートノックにも参加せず、指名打者として出場した。辻監督は「バッティングであれだけ振れているし、そんなに重症ではないが、無理はさせない」と説明。左太もも裏の張りの影響で4試合スタメンから外れている源田の状態については「そろそろ出られる。次のカードからと考えている」と言及した。

【写真】試合後には「143試合終わったくらい疲れた」とコメント…久々スタメンの永江選手が試合後に見せた安堵の表情

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