ホークス千賀、“お得意様”日ハム戦5戦5勝で首位独走だ「まず頭を取っていい流れを」
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同世代・有原との今季2度目の投げ合いに「意識する存在」
■ソフトバンク – 日本ハム(10日・ヤフオクドーム)
ソフトバンクの千賀滉大投手が10日、2位日本ハムとの直接対決初戦に先発する。千賀は今季の対日本ハム戦で4戦4勝、防御率0.93。前回2日の同カード(札幌ドーム)では今季初の完封勝利を挙げており、連勝街道を突き進みたいところだ。
2日の札幌ドームでは日本ハム打線をわずか2安打に抑えて今季初完封。そこから1週間。「何も変わらず、僕のやるべきことをやってきました。それをマウンドで出せたらと思います」と語る。
投げ合う相手はリーグトップ11勝を挙げている日本ハムの有原航平。2人の対戦は6月28日の札幌ドーム以来となる。その試合では、互いに6回まで投げ合い、3点を失った有原に対して千賀は1失点で勝ち投手となった。2位の日本ハムと3.5ゲーム差で迎える投げ合いに、千賀は「同級生ですし、意識する存在です。先にマウンドを降りないようにいいピッチングをしたい。大事なカードですし、(8月2日からの)前回は2勝1敗だったので、最低でもそれくらいでいかないと。まずは頭を取っていい流れを持ってこれるように頑張ります」と意気込んだ。
9日は先発陣の練習中にグラシアルがフリー打撃。鋭い打球が次々とスタンドで弾み、乾いた音がヤフオクドームに響いた。その打球を見ていた千賀は「エグッ!」と感嘆の声をあげていた。「頼もしいのが帰ってきましたね。ありがたいですが、まずは僕がいいピッチングをしないといけない。チームに勝ちを持ってこれるように」。グラシアルの快音も自身への刺激に変えていた。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)
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