星稜、延長14回の死闘制し24年ぶり8強 奥川が14回165球23奪三振、劇的勝利に涙

星稜・奥川恭伸【写真:沢井史】
星稜・奥川恭伸【写真:沢井史】

自己最速タイ154キロを2試合連続でマーク、165球熱投

 第101回全国高校野球選手権大会第11日が17日、甲子園球場で行われ、準々決勝進出をかけて星稜(石川)と智弁和歌山(和歌山)が第2試合で対戦。星稜が延長14回タイブレークの末に福本陽生内野手の3ランで、4-1でサヨナラ勝ちした。準優勝した1995年大会以来、24年ぶりの8強進出となった。星稜先発のプロ注目右腕・奥川恭伸投手が自己最速タイの154キロをマークするなど、14回を投げ抜いて165球、3安打23奪三振1失点(自責0)の圧巻の投球を見せた。

 奥川は7日に行われた1回戦の旭川大戦で先発し、9奪三振完封勝利。立命館宇治との2回戦では3番手で好救援を見せ、自己最速を更新する154キロをマークしていた。この日は3回には再び154キロを計測。さらに6者連続三振を記録するなど圧巻の投球を披露し、強打の智弁和歌山打線から延長14回まで23個の三振を奪った。延長14回まで165球を投げ切った右腕は、福本のサヨナラ本塁打で一塁から本塁に生還。聖地に星稜の校歌が響く最中も、涙をこらえることができなかった。

(Full-Count編集部)

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