強打の履正社VS“狭間ガッツ”明石商、星稜・奥川の登板は? 準決勝のみどころ

準決勝2試合は20日に行われる
準決勝2試合は20日に行われる

星稜を除く3校が初の4強、どこが優勝しても春夏通じて甲子園初制覇

 第101回全国高校野球選手権大会は、大会第13日となる20日に甲子園球場で準決勝2試合が行われる。履正社(大阪)と明石商(兵庫)は関西対決、中京学院大中京(岐阜)と星稜(石川)は隣県対決と負けられない一戦となる。星稜を除く3校が初の4強で、どこが優勝しても春夏通じて甲子園初制覇。星稜は北陸勢初の夏の甲子園制覇を目指す。

○履正社(大阪)- 明石商(兵庫)第1試合・9時00分

 関西対決となった。履正社は全4試合で2桁安打&7得点以上の重量打線で勝ち上がってきた。特にプロ注目のスラッガー、井上広大は4試合で打率.471、2本塁打、11打点の活躍。3回戦では低めの変化球をマイク・トラウトを彷彿とさせるフォロースルーでレフトスタンドへ放り込んだ。明石商は選抜に続いての4強入り。公立校が春夏連続で4強入りしたのは83年の横浜商、池田以来26年ぶりだ。2年生エースの中森は、八戸学院光星との準々決勝で自己最速の151キロをマーク。逆転を呼び込んだ。3試合で11回1/3しか投げていなく、エースの温存に成功している点が有利に働くか注目だ。ベンチでガッツポーズ連発の狭間監督にも注目が集まっている。

○中京学院大中京(岐阜)- 星稜(石川)第2試合・11時30分

 こちらも隣県対決となった。中京学院大中京は全3試合を終盤の逆転で勝ち上がった今大会のダークホース。しかし岐阜大会では決勝以外の5試合をコールドで勝ち上がっており、実力は疑う余地がない。注目は1年生の5番・小田康一郎。岐阜大会では打率.632と打ちまくり、3回戦では同点の7回に決勝タイムリーを放ち、優勝候補・東海大相模を沈めた。星稜は準優勝した1995年以来の4強で、北陸勢初の夏の優勝を目指す。プロ注目の右腕奥川は、3回戦で延長14回、165球を投げ23三振を奪って完投。1失点は自責点ではないため、25回1/3を投げて驚異の防御率0.00だ。準々決勝では仙台育英に17-1と圧勝したため、温存することに成功している。

(Full-Count編集部)

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