韓国KBOの32歳助っ人右腕に日米複数球団が関心 今季19勝1敗で投手3冠

現在はKBO・斗山でプレーするジョシュ・リンドブロム【写真:Getty Images】
現在はKBO・斗山でプレーするジョシュ・リンドブロム【写真:Getty Images】

直球の回転数が上昇、外国人投手による最多勝利記録(22勝)を破るペース

 韓国プロ野球(KBO)の斗山ベアーズでプレーするジョシュ・リンドブロム投手が18日のロッテ戦に先発し、7回3失点10奪三振で19勝目を挙げた。今季は24先発で、19勝1敗、防御率2.03、152奪三振。21日現在、投手3冠をキープしている。異国の地で記録的なシーズンを送っている32歳右腕には、MLB、NPBの複数球団が関心を寄せているという。米メディア「ジ・アスレチック」などに寄稿している韓国人記者のキム・スンミン氏が自身のツイッターで伝えた。

 2008年にドラフト2位でドジャースに入団したリンドブロムは2011年にメジャーデビュー。5年間で5勝8敗、防御率3.82の成績を残した。2014年オフにDFA(事実上の戦力外)となり、KBOののロッテ・ジャイアンツに移籍した。2015年に13勝、2016年に10勝を挙げると、2017年には米国に戻りパイレーツとマイナー契約を結んだ。メジャー昇格を果たすも、4試合で防御率7.84と結果を残せず、シーズン途中にロッテに復帰した。

 2018年に斗山に移籍すると、自己最多の15勝(4敗)、防御率2.88と一気に開花。最優秀防御率のタイトルも獲得した。今季は開幕から7連勝を挙げると、5月22日のKT戦で黒星がついたが、そこから怒涛の12連勝。ここ10試合はすべてに白星がつく活躍で、勝ち星、防御率、奪三振の投手主要3部門でトップに立っている。

 キム・スンミン氏はツイッターで「ジョシュ・リンドブロムが歴史的なシーズンを送っている。24先発で19勝1敗、防御率2.03。リンドブロムは、直球の回転数の大幅な上昇に成功した(平均~2600回転/分)」と投稿。直球の回転数の上昇が、成績の向上を招いているとした。

 さらに「驚くことではないが、リンドブロムはMLBとNPBから多くの関心を寄せられている。現在、外国人投手によるシーズンでの最多勝利記録(22勝)を破るペースだ」と、圧倒的な活躍を日米のスカウトが熱心にチェックしていると明かしている。

 記録的なシーズンを送っている右腕は、投手3冠、23勝を達成できるかどうかに注目が集まっている。さらには、3度目の挑戦にしてメジャーでの成功を掴むのか、はたまた大物助っ人として来日するのか。その動向からも目が離せない。

(Full-Count編集部)

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