日ハム栗山監督、道東ファンに謝罪「すみませんでした」日没コールド負け

日本ハム・栗山監督【写真:荒川祐史】
日本ハム・栗山監督【写真:荒川祐史】

8回に森にソロ本塁打を浴びた直後に試合が終了

■西武 10-8 日本ハム(28日・釧路)

 日本ハムは28日、釧路で西武に2連敗を喫した。ともに2ケタ安打と乱打戦を演じたが、1点を追う8回表に6番手の石川直が先頭打者の森にバックスクリーンへの18号ソロを被弾。その直後に、日没コールドゲームとなり、敗戦が決まった。

 初回に先発の村田が中村に2ランを許して追いかける展開の中、打線が奮起した。2回には西川と大田の連続適時打で同点に追いついた。4回には中村にこの日2発目となる3ランを浴びて勝ち越されたが、その直後に大田の犠飛と近藤の適時打で2点を返し、5回には王の適時打で同点とし、清水の併殺打の間に試合をひっくり返した。

 だが、7-6と逆転に成功したのも束の間、6回にまたも守備の綻びから逆転された。2死一、二塁で中村は痛烈なピッチャー返し。この打球を処理した近藤が一塁へ悪送球して2者が生還。さらに栗山の適時二塁打でこの回3点を失った。その裏に西川が5号ソロで意地を見せて終盤の勝負に望みをつないだものの、釧路の曇天によって午後4時21分に日没コールドで試合終了となった。

 栗山英樹監督は年に1度の道東シリーズでの連敗に「天気があまり良くない中、たくさんの方が来てくれたのに、勝つ姿を見せられず、すみませんでした」と頭を下げた。この日の試合前には「全然諦めていない。今朝、野球の神さまに感謝したよ。こんなに負けていてもまだチャンスがあるんだから」と逆襲を誓っていたが、借金は3に膨らんだ。

 明るい材料は、西川が本塁打を含む3安打2打点で7月26日西武戦(メットライフドーム)以来の猛打賞をマークしたこと。「(大田)泰示の状態も上がってきているし、(西川)遥輝の状態も上がることはこのチームにとって大事なことなので、それは良かった」と語った指揮官。「なかなか勝ちきれないので、しっかり勝ちきれるようにやっていきます」と前を向いた。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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