【U-18W杯】侍J最大のライバル米代表に日本と縁 コーチにレアード兄、選手に元西武助っ人の息子

ロッテのブランドン・レアード【写真:荒川祐史】
ロッテのブランドン・レアード【写真:荒川祐史】

アメリカは29大会中9大会で優勝し現在4連覇中、侍ジャパンは初優勝を目指す

 30日から韓国・機張(きじゃん)で行われる「第29回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」(全試合テレビ朝日系列・BS朝日・AbemaTVで放送)。侍ジャパンの最大の“ライバル”となるのが、この大会で4連覇中のアメリカ代表だろう。ジャック・レゲット監督が率いるこのアメリカ代表だが、日本にとっても馴染み深い存在が2人いる。

 その1人がアシスタントコーチを務めるジェラルド・レアード氏。そう、ロッテに在籍するブランドン・レアード内野手の兄である。弟のブランドンよりも8歳年上のジェラルド氏は、2003年にレンジャーズでメジャーデビュー。主に控え捕手として活躍し、13年間で通算597安打、38本塁打の成績を残した。2016年にメキシカンリーグ・ティファナでプレーしたのを最後に引退し、2017年にはタイガース傘下1Aの監督に就任。今大会ではアメリカ代表のアシスタントコーチを務めている。

 また、今大会に選手として選出されているミラン・トレンティーノ内野手は、1993年に西武に在籍したホセ・トレンティーノ氏(元西武)の息子。守備に不安のあった父とは違い、強肩と攻守が売りの内野手で、名門UCLAへの進学が決まっている。父は2006年、2009年のWBCメキシコ代表ベンチコーチを務め、現在は大谷翔平投手が所属するエンゼルスのスペイン語解説を担当している。

 U-18アメリカ代表は28大会中9大会で優勝し、現在4連覇中の強豪。今大会でも全米NO1高校生投手と呼び声高い195センチの長身右腕、ミック・アベル投手を擁し、初優勝を目指す高校代表の最大の“ライバル”となるだろう。日本と米国はオープニングラウンドでは9月1日に対戦する。

(工藤慶大 / Keita Kudo)

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