前田健太の“野手顔負け”逆転打に敵軍OBもホレボレ「本当に格好いいスイング」

実況も興奮「今季12安打目で自分自身を救いました」
■ドジャース 6-4 パドレス(日本時間29日・サンディエゴ)
ドジャースの前田健太投手が28日(日本時間29日)、敵地パドレス戦に先発登板し、2回に自ら逆転の2点適時打を放った。時速93マイル(約150キロ)のツーシームを打ち返した野手顔負けの打撃に、敵地メディアも「本当に格好いいスイング」と脱帽している。
前田がバットで魅せた。2回一死満塁のチャンスで、2番手ペルドモの3球目のツーシームを見事に跳ね返した。2人の走者を本塁に迎え入れる2点適時打。今季12安打目を放ち、3-2とチームを逆転に導いた日本人右腕の強打者ぶりに敵地で中継している「FOXスポーツ・サンディエゴ」の実況も驚きを隠しきれない様子だった。
右中間で打球が弾むと「ケンタ・マエダが今季12安打目で自分自身を救いました。右中間にヒットです。ドジャースのピッチャーがやってのけました!」とレポート。解説を務めたパドレスOBのマーク・グラント元投手は前田のスイングに注目。「内角の本当にいいボールでしたが、彼は寄せ付けませんでした。これは本当に格好いいスイングですよ、マエダ!」と絶賛した。
今季打率は.261となり、1999年の野茂英雄氏と並ぶ日本人投手のシーズン最多12安打とした前田。マウンドでも5回2失点の好投を見せたが、敵地メディアは打者顔負けの華麗なスイングに惚れ惚れした様子だった。
(Full-Count編集部)
