【U-18W杯】「2人がいなければ大エース」名将・渡辺元智氏が評価する好投手とは…

興南・宮城大弥【写真:Getty Images】
興南・宮城大弥【写真:Getty Images】

佐々木と奥川以外にも「かなりいい選手がいる。他の投手も能力高い」

 8月30日から韓国・機帳(きじゃん)で開幕した「第29回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」(全試合テレビ朝日系列・BS朝日・AbemaTVで放送)。野球日本代表「侍ジャパン」高校代表は、この大会で悲願の世界一を目指し、熱い戦いを繰り広げている。

 この侍ジャパン高校代表で最も注目を集める存在が、佐々木朗希投手と奥川恭伸投手の両投手。2人をいかにいい状態で、そしてどの試合で登板させるかは悲願達成へのポイントの1つになるだろう。

 2004年にワールドカップの前身となる「AAA世界野球選手権大会」の高校日本代表を監督として率い、今大会、テレビ朝日で解説を務める元横浜高校監督の渡辺元智氏も、Full-Countのインタビューで「10年、20年に1人の投手ですから、この2人がベストコンディションでいったならば、そんなに打たれるとは思いません」と、両右腕をポイントに挙げた。

 奥川は甲子園の疲労、そして佐々木は壮行試合でできた右手中指のマメの影響でそれぞれ調整が遅れ、オープニングラウンドでの登板は微妙と見られている。渡辺氏は「佐々木投手、奥川投手、この2人がちょっとしたアクシデントで遅れていますから、この2人の選手にメドが立てば、十分に戦えると思います。その間のオープニングラウンドをどういう風な選手のやりくりで戦っていくか、監督の永田さんの采配の妙も大事じゃないかな」と、奥川と佐々木が復帰するまでの投手のやり繰りも鍵を握ると指摘する。

 渡辺氏は今大会メンバーの投手陣を「かなりいい選手がいる。他の投手も能力は高いです」と高く評価する。佐々木、奥川の注目度の影に隠れているものの、負けず劣らずの好投手が揃っているという。

佐々木の起用法は「どちらがベターかといえば、抑えだろう」

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