ロッテ劇的サヨナラで3位楽天とゲーム差なし 井口監督「最後まで分からない」

ロッテ・井口資仁監督【写真:荒川祐史】
ロッテ・井口資仁監督【写真:荒川祐史】

田村が9回にサヨナラ2ラン放ち3連勝「いいところで1本打ってくれた」

■ロッテ 4-2 日本ハム(4日・ZOZOマリン)

 ロッテは4日、本拠地ZOZOマリンスタジアムで日本ハムと対戦した。2-2の同点で迎えた9回に9番・田村が3号2ランを放ち、4-2でサヨナラ勝利。引き分けを挟んで3連勝を飾り、この日敗れた3位楽天に再びゲーム差なしと詰め寄った。

 序盤は劣勢だった。先発・小島が2回に3連打で2点を先制されると、打線も5回まで2安打無得点と日本ハム先発・加藤を捉えきれず苦しい展開に。しかし、6回裏から登板した日本ハム2番手・公文から4番・井上が24号ソロ。8回には日本ハム守備陣の2失策を呼び、試合を振り出しに戻した。

 そして9回、2死一塁から9番・田村が3号2ランを放ち、サヨナラ勝利。井口監督は「この回で決めてほしいところだった。9連戦、長い試合が続いていた中、いいところで1本打ってくれた」と劇的一発を放った殊勲者を称えた。

 3位楽天が敗れ、CS圏内までゲーム差なしに。移動日を挟み、6日からは敵地ヤフオクドームで首位ソフトバンクとの4連戦に挑む。

「まだまだ最後まで分からない。ホークス4連戦がありますので、なんとかしっかり勝ち越して、ホームに帰ってきたい。9連戦の最後を良い形で締めくくれたので、ホークス戦はいい形で入っていけると思います」

 今季15勝6敗と相性のいい相手だが、敵地での成績は5勝4敗。指揮官の望むカード勝ち越しを決め、CS争いに生き残ることができるか。ロッテにとって大きなターニングポイントとなりそうだ。

(岩国誠 / Makoto Iwakuni)

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