大谷翔平、復調の兆し 痛烈二塁打に米専門家「ワオ! 逆方向にロケット」
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ホワイトソックス戦の第1打席でジオリートから左翼線を破る二塁打
■エンゼルス 5-4 Wソックス(日本時間7日・シカゴ)
エンゼルスの大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、敵地でのホワイトソックス戦に2試合ぶりに「5番・DH」で先発出場し、12試合ぶりにマルチ安打をマークした。初回の第1打席で2試合ぶりの安打となる痛烈な二塁打を放つと、メジャー通算132勝のエンゼルスOBは「ワオ! 逆方向にロケットだ!」と脱帽している。
直近5試合は16打数1安打の打率.063、10三振と調子を落としていた大谷が快音を響かせた。カウント2-1から今季14勝の先発ルーカス・ジオリート投手の4球目を捉えた。打球は鋭い当たりとなって、左翼線を破る二塁打とした。
この痛烈な打球に、ロサンゼルスでエンゼルス戦を中継しているテレビ局「FOXスポーツ・ウエスト」で解説しているマーク・グビザ元投手は「ワオ! 逆方向にロケットだ!」と声を弾ませた。「19本目の二塁打でしたが、どれだけ三塁線を破る打球が高速だったことか」と打球のスピードを改めて称賛したグビザ氏は「引きつけて、逆方向にライナーです。ショウヘイ、本当に素晴らしいスイングでした。全く動作に無駄がありません。引きつけて、腕を使いました。三塁線ギリギリでしたね」と感嘆した。
ここ5試合のスランプについても、「しばらくの間、ショウヘイは打席で動きすぎていました。余裕がない様子でした。しかし、今回は左打者が得意な投手を相手に、しばらく見られていなかった素晴らしいスイングでした」とグビザ氏は分析。エンゼルスOBはプチスランプに陥っていた大谷にらしいスイングが戻ったと指摘していた。
また、大谷は第3打席で右翼線を破る安打を放ち、快足を武器に三塁打とした。このスピードにグビザ氏は「三塁打にできる可能性はないものと思っていました。コーデルは右翼線の打球を本当にうまく処理しました。一塁から三塁を駆け抜けるスピードはメジャーでも見たことがないほどです。どれだけ速いんだ! ストライドもエクセレント!」と絶賛していた。
(Full-Count編集部)
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