【U-18W杯】日本、豪に敗れて5位で終戦… 3位決定戦にも進めず、4大会ぶりに表彰台逃す

侍ジャパンはオーストラリアに1-4で敗れた【写真:荒川祐史】
侍ジャパンはオーストラリアに1-4で敗れた【写真:荒川祐史】

1点リードの2回にミスが重なり大量4失点、打線はわずか3安打

■オーストラリア 4-1 日本(7日・機張)

 韓国・機張(きじゃん)で開催されている「第29回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」(全試合テレビ朝日系列・BS朝日・AbemaTVで放送)は7日、スーパーラウンドの最終戦が行われ、野球日本代表「侍ジャパン」はオーストラリアに1-4で敗れ、決勝進出はならなかった。1点を先制したものの、2回に守備の乱れもあって一気に4点を失うと、打線がわずか3安打に終わり、他会場の結果を待たずして敗退が決まった。

 初回に1死二、三塁のチャンスを作ると、石川の一ゴロの間に1点を先制。しかし、2回、先頭打者に三塁へのゴロを打たれ、石川の送球が逸れて三塁内野安打に。続く打者に右前打を浴びて無死一、三塁となると、マクドナルドの打球を遊撃・武岡が捕球できず、中前適時打となって同点とされた。

 さらに、続く打者に浅田が四球を与えて満塁とされると、バザーナに左前適時打を許して勝ち越された。永田裕治監督はここで浅田から前へスイッチ。しかし、レイの三ゴロに石川がバウンドを合わせられず後逸、エラーでさらに2点を奪われ、この回一挙に4点を失った。

 3回、4回と走者を出しながら、2イニング続けて内野ゴロ併殺打でチャンスを潰した日本。2番手の前、3番手の池田が踏ん張り、オーストラリア打線に追加点を与えなかったものの、打線がわずか3安打で援護できず。9回には1死から連続四球で一、二塁のチャンスを作ったものの、反撃できず。最後までビハインドをはね返せずに敗れた。

 これでスーパーラウンドは2勝3敗となり、5位が決まった米国と対戦中の韓国が敗れた場合、2勝3敗で並ぶものの、直接対決で敗れているため、韓国が4位、日本が5位となる。そのため、3位決定戦への進出もなくなり、この日で終戦となった。ワールドカップで日本が表彰台を逃したのは、大谷翔平や藤浪晋太郎を擁した2012年大会(6位)以来、4大会ぶりの屈辱となった。

U-18W杯の侍ジャパン高校代表の試合日程は以下の通り(※全試合BS朝日・AbemaTVで放送)。

○オープニングラウンド
8月30日(金)日本vsスペイン 4○2
8月31日(土)日本vs南アフリカ 19○0
9月1日(日)日本vsアメリカ 16○7
9月2日(月)日本vs台湾 1●3
9月3日(火)日本vsパナマ 5○1

○スーパーラウンド
9月5日(木)日本vsカナダ 5○1
9月6日(金)日本vs韓国 4●5
9月7日(土)日本vsオーストラリア 1●4

(Full-Count編集部)

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