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大谷、15戦ぶり復活17号は“予感的中弾”「振る前から行くんじゃないかって」

エンゼルスの大谷翔平投手は7日(日本時間8日)、敵地でのホワイトソックス戦で今季初の「4番・指名打者」に座り、二塁打、3点本塁打、右前打を放ち、今季9度目の“猛打賞”でメジャー自己最多の5打点を叩き出した。4回には二盗を決めて今季12個目の盗塁も記録。シカゴの観衆を嘆息させた。

久々となる17号本塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
久々となる17号本塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

敵地ホワイトソックス戦で15試合ぶり17号3ランを含むメジャー自己最多5打点の大活躍

■エンゼルス 8-7 Wソックス(日本時間8日・シカゴ)

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 エンゼルスの大谷翔平投手は7日(日本時間8日)、敵地でのホワイトソックス戦で今季初の「4番・指名打者」に座り、二塁打、3点本塁打、右前打を放ち、今季9度目の“猛打賞”でメジャー自己最多の5打点を叩き出した。4回には二盗を決めて今季12個目の盗塁も記録。シカゴの観衆を嘆息させた。

 左翼線に運ぶ先制の2点二塁打、左翼席中段への17号3ラン、さらに右前打で、4回までの3打席で怒涛の3本を放った。6月13日の敵地レイズ戦以来となる2度目のサイクル安打には、前夜に放った三塁打で届いたが、その後の2打席に凡退した。

 大記録への意識を問われた大谷は「ないですね。なかなか、狙える状況でもないですし、ほんとに1打席1打席っていう感じなので」と淡々と返した。だが、8月18日の同カードで放って以来、遠ざかっていた本塁打には募らせていた思いがあった。

「安打の割には出てないなっていう感じはしてたので。もどかしさもあると思いますし、ヒットは打てるけどなんでホームランが打てないのかなっていうのはあると思う」

 8月終わりから9月頭にかけてのレッドソックスとの3連戦で5三振を喫した。高めの球にタイミングが合わずに苦しめられたが、この日、58打席ぶりに出した一発は威力のある154キロの高め速球を捉えたものだった。「このシーズンの中でもいい感じのホームラン」と話す大谷はこう掘り下げた。

「打ち心地じゃないですか。打った瞬間もそうですけど、なんとなく振る前から(打球がスタンドに)行くんじゃないかっていう感じがあるかどうかじゃないですか」

 的中した“予感”。さらに、つかんだ好感触を自己分析した。

「自分のタイミングで自分の形でしっかりボールを待てるかどうかっていうのが一番大事なんじゃないかなって思ってます。いい待ち方をしていれば、いい軌道でバットを振れますし、いいスイングができるもんだと思ってるので。やっぱり、そこが全部かな。待ち方が一番大事かなと思います」

 待ち方=タイミング

 打撃の極意がタイミングにあることを打席で示し続けたのは、5月からマリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターに就任したイチロー氏だ。大谷は第4打席で、イチロー氏を彷彿とさせる投手へのライナーを放つ。この一打には大谷の現在地が表れていた。

「昨日も言いましたけど、必ずあるアウトの中でどういう形で打ち取られるのかっていうのが大事だと思ってるので」

 外角のチェンジアップを打ちに出た大谷は、微かに突っ込んだ上体を柔軟な両膝でバランスを保ち、バットを握った左手を離すことなく芯で対応。「自分のタイミング」で捉えることができているという証が、この凡打にもあった。

 もっとも最終打席はボール球のチェンジアップに体が反転する空振り三振。「反省して、あしたに反省点をつなげたい」

 打撃の奥深さに改めて触れた5打席。偉業を逃しても大谷が泰然としていた理由があった。

(木崎英夫 / Hideo Kizaki)

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