ホークス高橋礼、西武“山賊打線”斬りへ「気負わずに、いつも通りに」

ソフトバンク・高橋礼【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・高橋礼【写真:藤浦一都】

西武との天王山初戦で先発する アウェーの雰囲気も「去年のCSでもやっているので」

■西武 – ソフトバンク(11日・メットライフ)

 ソフトバンクの高橋礼投手が11日の西武との首位決戦初戦(メットライフドーム)に先発する。高橋礼は今季の西武戦で4勝1敗だが、メットライフドームに限れば1勝1敗の5分。敵地での対戦成績でも白星を先行させて、チームにマジックを点灯させることができるのか。

「そんなに気負わずに、いつも通りに」。プレッシャーがかかる大一番を前に、高橋礼は自分に言い聞かせるように語った。「プランはできているので、そこに少しでも近づけるように細心の注意を払ってやりたい。西武は足もあるし、長打もある。1番から9番まで切れ目がない。今まで自分がやってきたことを信じるしかない」。最大限の警戒をしながらもあくまでも自分のピッチングを貫くつもりだ。
 
 強力な西武打線の中でも、中村剛也には9打数5安打と打ち込まれている。「コースに投げ切ってしっかり攻めれば抑えることができると思う。苦手だからと意識することはない」と強気に語った。「あとは四死球。昨日(9日)の試合の反省点を生かしてやりたい」と、10四球で大敗したロッテ戦で改めて四死球の怖さを認識し直した。「前々回のオリックス戦より前回の楽天戦の方が良かった。それをもっと良くしようという気持ちで調整してきた。まっすぐが良くなっているし、まっすぐで押せるところは押していきたい」と状態には自信を持っている

 10日の練習を見守った工藤公康監督も「キャッチボールを見ても良かったし、本人が手応えを感じるのもわかる。球速以上にスピードを感じる投手だし、緩急をつけて左右に投げ分けられたら十分にいいピッチングができると思う」と大きな信頼を寄せた。敵地メットライフドームでは、首位奪還を願う西武ファンの熱い応援が予想されるが「去年のCSでやっているので大丈夫」と高橋礼。雰囲気に飲まれる心配はなさそうだ。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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