鷹、マジック11に! 工藤監督の継投策ズバリ的中、6投手で逃げ切り

先発の武田を4回途中で降板、転じた継投策が的中
■ソフトバンク 3-1 日本ハム(14日・札幌ドーム)
ソフトバンクが優勝へのマジックを「11」に減らした。14日、敵地札幌ドームでの日本ハム戦。5安打で3点を奪うと、工藤公康監督は先発の武田を4回途中で降板させる執念の継投策に出て、これが奏功した。2番手の嘉弥真から5投手が日本ハム打線の反撃を食い止めて逃げ切った。
3回に相手バッテリーミスで先制点をもらったソフトバンク。4回に先発の武田が2つの四球と安打で無死満塁のピンチを招くと、工藤監督は思い切って継投策に出た。まだ失点のなかった武田を諦め、嘉弥真を投入した。左腕は2死としたあと、押し出し四球を与えたものの、同点で食い止めた。
すると、直後の5回にグラシアルの適時打で勝ち越しに成功。6回には松田宣が29号ソロを放ってリードを広げた。3番手の高橋純が5、6回の2イニングをパーフェクトに封じると、7回を甲斐野、8回をモイネロが無失点で繋ぎ、最後は守護神の森が締めくくった。西武が勝ったため、優勝へのマジックは1つ減って、11となった。
日本ハムは先発の有原が6回4安打3失点で8敗目。4回に作った無死満塁のチャンスで中島の押し出し四球の1点のみに終わったのが痛かった。5回以降はホークス救援陣の前に無得点に抑え込まれた。
(Full-Count編集部)
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