鷹バンデンハーク、6回無失点で3か月ぶり2勝目 「チームの一員として勝利できた」

ソフトバンクのリック・バンデンハーク【写真:藤浦一都】
ソフトバンクのリック・バンデンハーク【写真:藤浦一都】

「いい配球をしてくれた」と甲斐に感謝

■ソフトバンク 1-0 日本ハム(20日・ヤフオクドーム)

 ソフトバンクのリック・バンデンハーク投手が20日、本拠地での日本ハム戦に先発し6回無失点の好投で今季2勝目をマーク。クライマックスシリーズに向けて大きな戦力が帰ってきた。

 今季2度目の登板で6回を8奪三振の無失点。工藤公康監督も「素晴らしかった」と称賛するしかない内容だった。

 3か月ぶりの白星にバンデンハークは「ヤフオクドームのマウンドに戻って来れて何とも言えない気持ちだったし、チームメートと一緒に野球ができたことが素晴らしかった。タフなシーズンで戦い続けるチームメートには脱帽するしかないが、今日はその中でチームの一員として勝利できたのが嬉しかった」と、素直に喜んだ。

 僅差のゲームだったが要所を締める投球に「必要な時にダブルプレーも取れたし、欲しい時に三振も取れた」と内容的にも満足した様子を見せ「(甲斐)拓也が初回からいい配球をしてくれたし、テンポよくサインを出してくれた」と女房役にも感謝した。

 開幕時には腰痛、一度復帰してからも右肘の不調で2軍でのリハビリが続いたが「1日1日前向きに、ポジティブに考えて自分を奮い立たせていた。居心地よくリハビリを過ごせば自分で終わりだと思っていたし、毎日時間よりも早く(筑後に)行って1日も早く(1軍に)戻ろうとやってきたよ」と、苦しい期間を振り返っていた。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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