DV規定違反のヤンキース18勝右腕ヘルマン、PSも欠場か「今季登板することない」

ヤンキースのドミンゴ・ヘルマン【写真:Getty Images】
ヤンキースのドミンゴ・ヘルマン【写真:Getty Images】

DV規定違反で制限リスト入り「恋人を叩いた疑い」「処分は相当なものに」

 ドメスティックバイオレンス(DV)規定違反でチームを離れたヤンキースのドミンゴ・ヘルマン投手が、今季は残りのレギュラーシーズン、ポストシーズンでMLBの試合に登板することはないと米メディアが報じている。今季18勝を挙げている右腕の“離脱”はチームにとって大打撃となる。

 ドミニカ共和国出身のヘルマンはメジャー3年目の27歳。今季は主に先発で27試合に登板し、チーム最多の18勝(4敗)を挙げている。米大リーグ機構(MLB)は、ヤンキースが7年ぶり19度目の地区優勝を決めた19日(日本時間20日)にヘルマンがDV規定違反でチームを離れると発表。米「CBSスポーツ」電子版によると、ヤンキースは「MLBの指示に従い、調査に全面協力する」と声明を出し、ヘルマンを制限リストに入れていた。

 一夜明けた20日(同21日)には、米「NBCスポーツ」が「ドミンゴ・ヘルマンが今季また登板することはない」とのタイトルでレポート。米ケーブル局「ESPN」の名物記者、バスター・オルニー氏の「彼は今年、レギュラーシーズンもポストシーズンも、MLBの試合でまた登板することはない」というつぶやきを紹介している。

 記事では「これは驚きではない。DVポリシー違反に対し、最も少ない出場停止処分でも、ヤンキースの残りの試合数以上のものとなるだろう。ここ24時間で耳にしたことによると、ヘルマンの処分は相当なものとなるだろう」と指摘。さらに「昨日、ニューヨーク・タイムズのボブ・クラピッシュ記者が、ヘルマンが恋人を叩いた疑いがあるとツイートした」とも伝えた。

 田中将大投手らの奮闘で7年ぶりの地区優勝を決めたヤンキース。しかし、ヘルマンの過ちにより、2009年以来の世界一へ向けて大きな“穴”が空くことになる。

(Full-Count編集部)

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