田中将大らヤ軍投手陣は「ファンタスティックな状態」 7月に補強せず“成功”!?

ヤンキースのパクストン、田中将大、セベリーノ(左から)【写真:Getty Images】
ヤンキースのパクストン、田中将大、セベリーノ(左から)【写真:Getty Images】

7月にストローマンが補強候補の挙がるも…GMは「彼は違いをもたらす存在にはならない」

 ヤンキースの7年ぶりの地区優勝に貢献した田中将大投手。プレーオフでは通算防御率1.50という圧倒的な勝負強さを示しているが、辛口で知られるニューヨークメディアは終盤復調した日本人右腕について、「効率抜群」と高く評価している。地元テレビ局「SNY」(電子版)が報じている。

 ア・リーグ東地区を制したヤンキースだが、特集ではピンストライプの名門が7月31日のトレード期限で迎えた大きな分岐点についてスポットライトを当てている。

 それは2017年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で大会MVPに輝いた米代表右腕マーカス・ストローマン投手の争奪戦だったという。ブルージェイズはトレード要員にクリント・フレイジャー外野手を要求していたが、結局、同じニューヨークを本拠地とするメッツがアンソニー・ケイ投手らプロスペクト2人を放出し、ストローマンを獲得。ヤンキースは争奪戦で敗れる格好となった。

 ただ、記事によると、補強期限で動きを見せなかったヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMはこう語ったという。

「我々はストローマンに興味を持っていた。だが、彼は違いをもたらす存在にはならないとも考えていた。ポストシーズンではブルペンに回るだろうと感じていたんだ」

 メジャー6年目のストローマンは今季9勝13敗ながら防御率3.23を記録。今季のヤンキース先発陣でストローマンより優れた防御率を残した投手はいないが、キャッシュマンGMはポストシーズンにおける先発陣とのローテ争いに勝てないと分析。田中ら現有戦力に絶大な信頼を示していた。

ヤンキース投手陣は「セベリーノも復活し、ファンタスティックな状態」

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