鷹・工藤監督「本人の目標の1つ」高橋礼の最終戦先発は規定投球回到達のため

ソフトバンク・工藤監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤監督【写真:藤浦一都】

2年連続V逸も「みんな切り替えてやろうとしてくれている」

 2年連続でV逸となったソフトバンクは26日、ヤフオクドームで全体練習をおこなった。工藤公康監督は、コーチ陣とともに選手の動きを見守り、高橋礼や今宮健太、周東佑京らに個別に声をかけるなど積極的に動き回った。前日の投手練習の時と比べると、笑顔を見せる機会も多かった。

 V逸が決まり、一夜明けた前日の投手練習では「まずは我々(首脳陣)が切り替えて」と語っていた工藤監督だったが、この日の全体練習終了後には「みんな切り替えてやろうとしてくれている」と満足気な表情を見せた。

 柳田悠岐が打撃練習を回避して走り込みを行ったが「(ケガから)5か月半経ってほぼ全快している。この間(9月22日オリックス戦)の三塁打も結構速かったが、あれで8割から9割と言っていた。あれなら盗塁もできるんじゃないかと思うし(今の機動力に)プラスアルファで柳田君が加われば、大きな試合でも作戦の中に入れられる」とした。

 また、29日のシーズン最終戦に先発予定の高橋礼について「CSまでの間隔は取れるので問題はない。規定投球回到達は本人の目標の1つでもあるし、それを叶えてあげたいというところもある」と、残り6イニングに迫る規定投球回達成を見越したものであると説明した。

「規定投球回到達は自信にもなるしね。1年通して先発をやってきて、この時期はこうなるとかメリハリを感じてできたと思うし、それはすごくいい経験。よく投げてくれたと思うし、絶対に来年に生きると思う」と、2年目右腕の頑張りを称えていた。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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