巨人山口の好投実らず、今季最終戦を飾れず 燕太田が延長10回にサヨナラ安打

ヤクルト・太田賢吾【写真:荒川祐史】
ヤクルト・太田賢吾【写真:荒川祐史】

山口は7回までノーノーの快投、最多勝、最高勝率、最多奪三振の「投手3冠」を確実に

■ヤクルト 2-1 巨人(28日・神宮)

 セ・リーグの優勝を決めている巨人は28日、敵地・神宮球場で今季最終戦となるヤクルト戦に臨み、延長10回1-2でサヨナラ負けを喫した。今季のレギュラーシーズン全日程を77勝64敗2分けで終えた。1-1で迎えた10回2死二塁で、5番手の高木が太田に右翼線にサヨナラ安打を許した。

 巨人は、先発の山口が7回までヤクルト打線を無安打に抑える好投も、1点リードの8回に先頭の廣岡に中前打を許したところで降板。2番手古川が古賀に右前打を許して無死一、三塁のピンチを招くと、荒木の遊ゴロで同点に追いつかれた。しかし、7三振を奪い、今季188奪三振として、DeNA今永の186奪三振を抜いて単独トップに立った。

 山口は15勝(4敗)で最多勝、最高勝率(.789)のタイトルを確定させており、最多奪三振と合わせた「投手3冠」を確実にした。今季限りで現役引退する阿部は9回1死二塁で代打で登場し、カウント2-0になったところで申告敬遠。レギュラーシーズン最後の打席を四球で終えた。

 小川監督が退任するヤクルトは59勝82敗2分けの最下位で全日程を終了した。

(Full-Count編集部)

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