大谷所属のエ軍再建へ 米メディア提案「マドン氏監督就任」&「コール獲得」

エンゼルス・大谷翔平(左)とマイク・トラウト【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平(左)とマイク・トラウト【写真:Getty Images】

地元紙「コールはエンゼルスにとって、パーフェクトな存在」

 ブラッド・オースマス監督を解任したエンゼルスについて、米メディアが特集。新指揮官としてカブスの監督を退任したジョー・マドン氏待望論が沸き起こり、補強策として今オフにFAとなる見込みのアストロズの20勝右腕、ゲリット・コール投手の獲得を提言している。

 スポーツ専門メディア「12UP」は「就任1年でエンゼルスがブラッド・オースマスを解任したことで、ジョー・マドン就任を熱望していることが明らかに示されている」とのタイトルで今季のエンゼルスを総括。「(監督として指揮した)唯一のシーズンで、オースマスはエンゼルスをまたしても失望するシーズンへ先導してしまった。彼らは72勝90敗で地区4位となり、同時にマイク・トラウトがまたしてもMVP級の成績を残している」とし、「ショウヘイ・オオタニが健康面で本調子ではなかったこと、そして先発ローテーションが壊滅的だったことを考慮すると、彼(オースマス)は運に恵まれなかったわけなのだが」と指摘した。

 地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は「エンゼルスの監督候補であるジョー・マドンは、どのように(手っ取り早く)勝者を作り上げる手助けができるか」とのタイトルで、マドン氏が監督としてレイズやカブスをワールドシリーズに導いたことに言及。エンゼルスが必要としているのは先発投手であるとし、ビリー・エプラー氏がGMに就任した後の4年間で、先発投手については故障を抱えた投手に頼らざるをえなかったこともあり、200投球回を投げた投手は1人もいなかったと指摘した。

 補強候補としては、今季防御率2.50、326奪三振で両タイトルを獲得したアストロズの20勝右腕ゲリット・コールを挙げた。今オフにFAとなる見込みの29歳のコールはカリフォルニア州オレンジカウンティ出身であるとし、「彼はエンゼルスにとって(補強の面で)パーフェクトな存在」と強調した。

「ロサンゼルス・タイムズ」は、「ESPN」のジェフ・パッサン氏の著書の一部を引用し、カブスがマドン氏が監督に就任した2014年オフ、アスレチックスに所属していたジョン・レスター投手を獲得するために、当時のカブス監督だったリック・レンテリア氏を解任してマドン氏を監督に迎え入れたと指摘。当時の状況を現在のエンゼルスにあてはめ、生え抜きの才能であるトラウトや、ショウヘイ・オオタニ、ジョー・アデル、グリフィン・キャニング、抑えとして頭角を現してきたハンセル・ロブレスらに、新たにジョー・マドンを監督に迎え入れることができれば、コール獲得に大きな影響を与えられると強調した。

(Full-Count編集部)

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