第6戦で登板志願したコール「投げさせてもらえなかった」 アストロズは温存成功
アルトゥーベの劇的サヨナラ弾で登板回避、ワールドシリーズ初戦に先発予想
■アストロズ 6-4 ヤンキース(優勝決定シリーズ・日本時間20日・ヒューストン)
リーグ優勝決定シリーズ第6戦でヤンキースを6-4で破り、4勝2敗でリーグ優勝とワールドシリーズ進出を決めたアストロズ。同点の9回にアルトゥーベのサヨナラ2ランで劇的勝利を収めたが、今季20勝のゲリット・コール投手が登板を志願していたという。米野球専門メディア「ジ・アスレチック」が伝えている。
2点リードのアストロズは9回、ルメイヒューに同点2ランを許す。“ブルペンデー”のため、この時点で7人の投手を継ぎこんでおり、ブルペンにいた投手はヘクター・ロンドンと新人のブライアン・アブレイユのみ。記事によると、ヒンチ監督は10回にロンドンを登板させる予定で、第4戦に先発してダグアウトにいたザック・グリンキーにも身体の調子を尋ねたという。
その中で試合の大半の間、監督の左隣に座っていたコールは登板を志願。コールは記事内で「投げさせてもらえなかった。試合中に2度頼んだよ」と明かし、第7戦の可能性が残っていたため受け入れられなかったとしている。結局、その裏にアルトゥーベの2ランで劇的サヨナラ勝ち。試合後のシャンパンファイトでは、ヒンチ監督がロンドンとアブレイユに、人生で一番多くの球を投げることを避けられたとジョークを言ったという。
コールはワールドシリーズ初戦の先発予想。アストロズは第7戦でコールを先発させて勝利していた場合、第3戦までコールを使えなかった可能性が高い。リーグ優勝決定シリーズを第6戦で終えたメリットを生かして初戦を飾ることはできるだろうか。
(Full-Count編集部)