パが7年連続日本一、セとの違いは? 専門家が指摘する「ドラフト戦略」「育成」

「ドラフト戦略がうまくて、育てる環境がある。どんどん選手層が厚くなる」

 では、両リーグにはどんな違いがあるのか。セ・リーグは野球を見直す時に来ているのか。昨年までヤクルトのバッテリーコーチを務め、2017年は2軍、2018年は1軍を現場で指導した野口氏は「セ・リーグとパ・リーグの野球の違いはないと個人的には思います。ちょっと前までは緻密な野球のセ・リーグ、豪快な野球のパ・リーグというのがあったかもしれませんが、今はそれはないと思います。野球の質は同じだと思いますが、いい選手を多く抱えているのはパ・リーグかなと。セ・リーグにもいい選手を抱えているチームはありますが、パ・リーグの方が層が厚い」と分析する。

「やはり、ドラフトでも将来有望と見られるアマチュアの選手がパ・リーグに入る機会が多いですよね。ソフトバンクとか日本ハムを見ていると、ドラウト戦略がうまくて、育てる環境がある。どんどん選手層が厚くなる。今回の日本シリーズでソフトバンクを見ていてもそう感じましたし、西武も毎年誰かがFAで抜けても優勝争いができる。いい選手がいて、しっかり育つ。これに尽きます。

 今のソフトバンクを見ると、野手で補強で外から来たのは内川と川島くらい。あとは助っ人ですが、これはどのチームも同じです。内川と川島が外れた第4戦では、スタメンがみんな生え抜きの選手でした。投手陣も同じですよね。ドラフトから育成の戦略が非常にいい。いい選手をドラフトで獲って、いい育成方針がある。長期的な展望で作ってきたチームが今、花開いている。そう見えます」

 このまましばらくパ・リーグ優勢の流れが続くのか。それとも、セ・リーグが巻き返すのか。交流戦や日本シリーズでの熱い戦いに期待したいところだが……。

(Full-Count編集部)

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